【タイ】上海汽車、タイにEVバッテリー工場を建設[車両]

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「MG」ブランドの自動車を展開するSAICモーター・CP(上汽正大)はタイにEVバッテリー工場を建設する計画を明らかにした=18日、タイ・バンコク(NNA撮影)

中国自動車最大手の上海汽車集団(SAICモーター)とタイの大手財閥チャロン・ポカパン(CP)グループの合弁会社で「MG(名爵)」ブランド車を生産・販売するSAICモーター・CP(上汽正大)は、25億バーツ(約86億3,500万円)を投じてタイ国内にバッテリー式電気自動車(BEV)用のバッテリー工場を建設する。来年に生産を開始する計画。バッテリー再生工場の事業化調査も行う。

18日に開いた記者会見で明らかにした。SAICモーター・CPおよび傘下企業でMG車を販売するMGセールス(タイランド)の社長を兼務する張海波氏によると、東部チョンブリ県でプラグインハイブリッド車(PHV)用のバッテリー工場を運営しているが、BEVのタイ国内生産開始に向けてBEV用のバッテリー工場も開設することにした。BEVのタイ国内生産は2023年末までに開始する見通し。

張氏は、「MGの使命はタイの自動車産業の新たな時代を拓き、世界レベルに押し上げることだ」と強調。EV普及に向けた強力なエコシステムを構築するため、1)さまざまなニーズに対応するEV車種の拡充、2)EVバッテリーの開発とマネジメント、3)充電設備の充実(少なくとも150キロメートルごとの設置)、4)次世代を中心とした層へのEV普及に関する啓発——を柱にEV事業を展開すると説明した。

MG車のタイ国内の販売台数は21年に前年比9.5%増の3万1,005台だった。22年は市場全体で80万~85万台と予想しており、このうちMG車は、5万台を販売目標に掲げている。