パシフィコ横浜、国際会議96%減 コロナ禍の2020年 国内MICE施設1位は維持

パシフィコ横浜

 横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜、横浜市西区)は、2020年に開催された国際会議の件数が前年比96.7%減の6件だったと発表した。19年は過去最高の180件を記録したが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて激減。厳しい1年となった。

 日本政府観光局(JNTO)は「国際会議」の基準を、参加者総数50人以上、参加国は日本を含む3カ国以上などと定めている。

 新型コロナ禍1年目の20年は、全国的に国際会議の中止や延期が続出。JNTOによると、国内での開催件数は94%減の222件にとどまった。

 このうち、パシフィコの開催件数は6件で、参加者総数は1万7413人(前年比93.5%減)、外国人参加者数は73人(99.7%減)と、前年から大幅に落ち込んだ。ただ、開催件数は国内MICE(国際会議などの総称)施設の中では1位。18年連続全国トップの座を維持した。2位は、国立京都国際会館(京都市)の5件だった。

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