BMW、新型M4 GT3のカラーリングを発表。RLLの2台が豪華ラインアップでデイトナ24時間へ/IMSA

 1月19日、BMWはIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の2022年第1戦デイトナ24時間レース(1月29〜30日決勝)に参戦する、BMW MチームRLL(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の2台のM4 GT3のカラーリングを公開した。

 従来のM6 GT3に代わり、今季より世界じゅうのレースに投入される新型M4 GT3。IMSAウェザーテック選手権においては、GTLMクラスに代わってGT3車両で争われる『GTDプロ』クラスが今季から導入、BMW勢としてはRLLから2台がエントリーする。

 BMWモータースポーツのSNSで発表された車両カラーリングは、24号車M4 GT3がBMWの伝統的な白、黒、青、赤をまとっている。25号車M4 GT3には、プライマリー・スポンサーであるモチュールのコーポレートカラーが採用されている。

RLLの24号車BMW M4 GT3
RLLの24号車BMW M4 GT3
RLLの24号車BMW M4 GT3

 これに先立ち、BMWは開幕戦デイトナ24時間におけるファクトリードライバーのラインアップも発表している。

 25号車にはアウグスト・ファーフス/コナー・デ・フィリピ/ジョン・エドワーズ/イェッセ・クローンが乗り込む。

 一方の24号車は、フィリップ・エング/マルコ・ウィットマン/ニック・イェロリー/シェルドン・ファン・デル・リンデというラインアップだ。

 このうちクローンとファン・デル・リンデはデイトナ24時間のみ参戦が確定しており、残る6人は3月の第2戦セブリング12時間レースにもエントリーする予定だ。

 セブリングの後、このプログラムは1台体制へと縮小され、デ・フィリピとエドワーズのみが参戦するものと予想されている。なお、2021年のRLLは、長距離耐久戦で構成される『ミシュラン・エンデュランス・カップ』のレースにのみ、2台のM8 GTEでGTLMクラスに参戦していた。

 BMWは2019年と2020年のデイトナ24時間で、GTLMクラスを制している。19年の勝利はファーフス/エング/デ・フィリピ/コルトン・ハータによるものだった。ファーフスは翌年、エドワーズ、クローン、チャズ・モスタートとともにクラス連覇を果たしている。

 RLLの2台の新型M4 GT3は、21日に走行が開始されるデイトナ24時間の公式テスト『ロア・ビフォア・ザ・ロレックス』において、このカラーリングで初走行することになる。

 これらのファクトリー・クルーに加え、プロ・アマカテゴリーとなるGTDクラスではターナー・モータースポーツがビル・オーバーレン/ロビー・フォーリー/マイケル・ディナン/イェンス・クリングマンのラインアップにより、デイトナでM4 GT3をデビューさせる。

RLLの25号車BMW M4 GT3
RLLの25号車BMW M4 GT3

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