九十九島を中心に長崎県内で見られる渡り鳥について解説する企画展「エサを求めて三千里?~旅する鳥たち~展」が、佐世保市鹿子前町の九十九島ビジターセンターで開かれている。7月3日まで。無料。
身近にいる野鳥に興味を持ってもらおうと企画。同センター学芸員の溝口雅貴さん(26)によると、日本の最西端に位置し、中国などの大陸とも近い長崎県は、東西と南北に渡る鳥が交差する十字路になっており、多くの渡り鳥を観察することができる。
会場には、渡り鳥が移動する理由などを解説したパネルや佐世保周辺の探鳥ポイントを紹介する展示などが並ぶ。渡り鳥のトリビアでは「なぜV字で飛ぶのか」「昼だけでなく夜も渡る」などを紹介。長いくちばしを持った野鳥のエサ取りを体験できるコーナーもある。
溝口さんは「渡り鳥という名称は聞くものの、実態などは知らない方が多いと思う。展示で理解を深めていただけたらうれしい」と話している。
エサを求めて三千里? 渡り鳥の生態を解説 佐世保・九十九島ビジターセンター
- Published
- 2022/01/20 12:10 (JST)
- Updated
- 2022/01/20 12:30 (JST)
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