実行委員会代表・副代表生出演!北大金葉祭2021の魅力とは? Sapporo Campus Radio・2021年11月23日放送

 北海道大学新聞編集部がお送りする今回のSapporo Campus Radioでは、北海道大学で毎年秋に開催されている北大金葉祭(こんようさい)の実行委員会から、代表と副代表のお2人をゲストにお招きして今年の企画についてたっぷりとお話を伺いました。

オープニング

TS:今日はスタジオにゲストの方をお招きしています。毎年秋に開催されている北大金葉祭実行委員会代表の柴田亜莉紗さんと、同じく副代表の原巧樹(こうき)さんです。それではお一人ずつ順に簡単に自己紹介と、今日の意気込みなどありましたらお願いします。

北大金葉祭実行委員会代表・柴田亜莉紗さん(以下、柴田さん):北大金葉祭実行委員会代表の柴田と申します。意気込みって言うとちょっと照れちゃいますけど、はじめてのラジオなので頑張っていきたいと思います。

北大金葉祭実行委員会副代表・原巧樹さん(以下、原さん):北大金葉祭実行委員会副代表の原と申します。金葉祭の魅力を少しでもリスナーの皆さんにお届けできるように頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。

TS:お2人はこういう機会は初めてですか?

柴田さん:私は初めてなのですが原くんはあるみたいです。

原さん:過去に何回かラジオに出演させていただいた機会があったんですけど、それでも2年ぶりとかでほぼほぼ初めてみたいな感じなのでちょっと緊張しますけど、頑張ります!

撮影:三角山放送局

コーナー1 活動紹介・北大新聞ニュース

 このコーナーでは北大新聞編集部の最近の活動についてお伝えします。まずは北大新聞ニュースをお伝えします。

放牧と草で育った牛「北大短角牛」をインターネット販売開始

北大は9月末から、新ひだか町にある北方生物圏フィールド科学センター静内研究牧場で育てられた牛「日本短角種」を「北大短角牛」として、インターネットで販売を開始しました。日本短角種は、和牛の品種の一つです。

現在、国内での肉牛の肥育には穀物が使われていることが多く、また、その穀物は輸入に頼っている部分も大きいことが事実です。静内研究牧場では、牧草を中心とした放牧による飼育を行っています。長い間、草食動物という牛本来の姿をとらえて、ヒトが直接食べることができる穀物はヒトが食べ、牛にしか食べることのできない草を牛に食べてもらい、ヒトが食べることのできる肉を作ってもらうというテーマの下、飼育・研究が行われてきました。

北大は、今回の販売を通して、畜産と環境について消費者が考えるきっかけになってほしい、としています。

この北大短角牛について詳しく取材した記事を近日中に公開する予定です。(※記事は放送翌々日に公開されました。)

TS:私たちはこの単角牛のお肉を使ったローストビーフを放送前に試食したのですが、実際に食べてみてどうでしたか?

NN:赤みが強くて力強い味わいですよね。放牧しているからか、よく運動していて脂肪は落ちているんですけれども、ソースに負けない力強い味わいがありましたね。

AT:黒毛和牛の霜降りの、口の中でとろけるような感じとは違って柔らかいけどしっかりしている、噛んでも噛んでも味が出てくるというあたりが、やっぱり草で育てられているっていうのが大きいのかなあと思いましたね。

TS:嫌味のないストレートな牛のおいしさがにじみ出てきたかなと思いますね。金葉祭のお2人も試食されましたが、いかがでしたか?

柴田さん:香りがすごく素敵で、開けた瞬間にいい香りがふわっとしてきたのがすごく印象的でしたね。

原さん:やっぱり霜降り牛とは違って、噛めば噛むほど牛本来のおいしさというか、牛本来の甘みみたいなものが鼻から抜けるのがすごくおいしかったですね。

TS:ということで初めて食レポを生放送でやってみました。

北大短角牛で作ったローストビーフ(記者調理、別途撮影)

TS:続いては今月6日に放送されました「Sapporo Campus Radio北大祭スペシャル」について振り返っていきたいと思います。ゲストの方はいらっしゃいましたけど、NNさんが1人でやったという…

NN:切り盛りしましたね。

TS:どうでしたか?

NN:まさか1人でやる回が特番で、マジで心臓に悪かったです…。

TS:寿命が縮まりそうですか…?

NN:マジで本当に死にかけましたね。でも形になってていい感じでしたね。

TS:私もところどころ、オンタイムで聴いていたんですけれど、なかなかいいんじゃないの?と思いましたよ。

NN:結構曲も遊びましたね。

AT:そうだったんですね。

NN:オープニングでは北島三郎の「まつり」をかけたり…

TS:北大祭は今年はオンラインで11月6日と7日の2日間開催されて、北大祭の企画も取材していましたけど、それも含めてどうでしたか?

NN:ATさんが斉田さんの企画を取材しましたよね。

AT:気象予報士でNHKの朝ドラの気象考証も担当された斉田季実治さんが、北大お天気愛好会「ほっきかい」と対談企画を行って、その様子を取材しました。結構マニアックな部分からドラマの気象考証の裏話というか、ドラマ全体の裏話を聞けると言う感じでいろんな方が楽しめる企画だったと思います。

NN:私はその企画で出演者の側だったのですが、テレビで出ている人と一緒に実際に対談できるなんて、そんな機会ってあんまりないじゃないですか。それでも気さくに話していただいてうれしかったですね。偉大なる大先輩ですよね。

TS:ここまで北大祭についてお伝えしてきたのですが、今日はプレゼントがあるんですよね?スタジオにも実物がありますが。

NN:どうですかね?結構かわいいんですよ。北大祭の公式キャラクターのふっとうくんとえる娘ちゃんというキャラクターが載っています。どうですか皆さんは?可愛いですよね?

原さん:可愛いですね。(一同笑)

NN:欲しくなりませんか?ということでこの「える娘ちゃんクリアファイル」を2名の方にプレゼントいたします。(※受付は終了いたしました。)


コーナー2 金葉祭について

ライトアップ時の様子(金葉祭実行委員会提供)

TS:毎年秋に開催されています北大金葉祭実行委員会代表の柴田亜莉紗さんと、同じく副代表の原巧樹(こうき)さんを今日はゲストにお迎えしています。今日はコーナーを2つ使って今年の企画についてたっぷりとお話を伺っていきたいと思います。改めましてどうぞよろしくお願いします。

ではまず初めに金葉祭についてご存じない方もいらっしゃると思いますので、お祭りそれ自体について簡単にご紹介をお願いします。

柴田さん:北大金葉祭はイチョウ並木のライトアップをメインイベントとしたお祭りです。毎年お昼から開催されていて、お昼は子供向けの実験工作の縁日を開いたり、焼き芋を提供したりしています。そして夜にメインイベントのライトアップを行って、イチョウの美しさを楽しんでいただくというのが例年の金葉祭です。

TS:昨年からコロナ禍で人を集めての開催ができなくなってしまっているということで、去年と今年はオンラインライトアップの模様を動画で公開しているという形式なんですよね。

原さん:そうなんですよね。去年と今年は新型コロナウイルスの影響で、お客さんをイチョウ並木にお招きしてお祭りをすると言う事は残念ながらできなかったんですよね。ただ僕たちの中では「どうしてもやっぱりライトアップを実現させたい」という強い思いがありまして、YouTubeで動画を公開するという形式にしています。

TS:昨年はライトアップの動画を1本公開して、今年はその動画にいろいろバリエーションもあるんですよね。

柴田さん:1本だけだとつまらないというか、祭りとしての広がりがないなということがあり、「いろいろな出し物があって徐々に盛り上がっていくところを実現したい」と思って今年度は5月の段階から企画会議を開いてより盛り上がりのある形にしたいなと思っていたんですよね。

TS:実験工作とか、メモリアルフォトとか、これはやっぱり例年ノーマルな状態で開催されているお祭りから着想を得たということなんでしょうか?

原さん:全てがそういうわけではありません。もちろん実験工作縁日とかは例年の金葉祭でも行っているんですが、今回はオンラインだからこそ「限られた中で何か新しいことができないか」と実行委員みんなが真剣に考えてくれて、メモリアルフォトの企画とか、スカイランタンを上昇させてイチョウ並木と一緒に撮る企画などを行いました。どれも素晴らしい、感動する企画でした。

TS:スカイランタンはなかなか面白いと思いました。

柴田さん:そうなんですよ。例年はお客さんもおり難しいところを、逆に「お客さんを呼べないから今年はいろいろチャレンジしてみたいよね」ということでできた企画も多くありました。

TS:お客さんがいないからこそのまた新たな形の金葉祭っていうのも今年はできてきたと言うことですかね。

柴田さん:結構チャレンジングな年ではあったかなぁと思います。

原さん:お客さんにはイチョウ並木に直接お越しいただく事はできないのですが、少しでもいろいろな媒体で北大の秋を楽しんでいただきたいなという信念を持って、動画だからこそ映える部分などを今年は本当に追求しましたね。

TS:その一方でやはり例年であれば屋台が出たりとか、ステージ企画をやったりとかあると思うんですけど、その辺の継承ということに関してはやはり課題があるのでしょうか。

柴田さん:そうですね、私たちだけの問題ではなくてあらゆるサークルが抱える問題ではないかと思います。やはり当日の動きについて私たち自身もあまりわからないところが大きいので、OBOGの力を借りながら頑張っていかなければならないところはあるかなと思います。

原さん:(去年は)オンライン開催自体も初めてではじめての試みだったんですが、すべての委員が協力してくれたおかげで成し遂げられたことではあるので、また実地の開催に戻っても全く同じようにそれぞれの委員が試行錯誤してまた素晴らしいものができるんじゃないかなと僕は思っています。

TS:動画で公開するという形式は去年も今年も同じだったと思うのですが、去年から今年にかけて動画に関して何か新たに技術が向上したりしたところなどあるのでしょうか?

原さん:去年は動画編集ソフトなどが使える先輩方を中心として動画編集や撮影を進めていただいたんですが、今年はなるべく多くの委員にソフトの使い方やカメラの操作方法などいろいろ伝授しながらみんなで1つの動画を作るというところにかなり重きを置いた感じがしますね。

柴田さん:あと前回はそこまで入念な準備を行えなかったので、今年は事前に準備を入念に行って撮影する画角の打ち合わせや事前撮影を行うなどして、かなりスムーズに当日の撮影を行えたかなと思います。

TS:これは私の感想なんですが、去年と今年の動画を見比べて、今年の方がイチョウ並木のナチュラルな魅力が伝わってくる映像になっているかなと感じました。

柴田さん:そういう風に言ってもらえるととてもうれしいです。

原さん:実はここにいるATさんも動画制作のチームの一員で、ものすごく知識も豊富でいろいろ教えてくださってありがたかったです。

AT:実は金葉祭の方にも所属していまして。動画について補足すると、去年は動画でどう見せるかというのを1番メインに、音楽に合わせて「ちょっと今までとは違う一面も動画だったら見せられるよ」というところも考えて「動画映え」を重視しました。一方で今年は原点回帰というか、イチョウをどうじっくり見せるかというところに重点を置いて構成とかも考えて撮影や編集を行ったので、そういったところが反映されていたのかなということが分かってすごくうれしかったです。

TS:この話、事前の打ち合わせをしていたわけでは全然なかったのですが(一同笑)、それは良かったですね。

AT:良かったです、本当に。

撮影:三角山放送局

コーナー3 金葉祭について(続き)

TS:このコーナーでも引き続きゲストのお2人に、イチョウ並木のライトアップ動画以外の企画についてお聞きしていきます。今年は北大構内にあるレストラン「北大マルシェcafe & labo」とのコラボがあったんですよね?

柴田さん:これは副代表の原くんの発案で、当日にイチョウ並木を見るのとは違う形でお客さんにも金葉祭や秋を実感してほしいということで考えてくれて、とても良いアイデアだと思います。

TS:今回はどのようなメニューでコラボしたのでしょうか?

原さん:今回はほうじ茶ラテとさつまいもとかぼちゃのジェラートを共同開発商品として販売いただいております。

柴田さん:「金葉祭といえば焼き芋」というイメージをお持ちの方もいらっしゃったので、金葉祭としても秋の味覚をお届けしたいということでマルシェの方と私たちとでどのような商品がいいだろうかと考えて一緒に商品開発をしました。

原さん:ものすごくおいしいんですよ。試作段階で私たちも何度か味見をさせていただいたのですが、子どもから大人まで幅広い世代で楽しんでいただける味になっています。

柴田さん:売り上げもかなり好調ということで、もともとは11月限定の販売の予定だったんですが今後も提供を続けることになりました。

TS:今年のお祭りは終わっても皆さんに楽しんでいただけるということですね。

原さん:ぜひ北大の味覚の秋を多くの方に楽しんでいただければなと思います。

TS:ちなみにYMさんは北大マルシェには行ったことはありますか?

YM:まだ行ったことないんですよね。

TS:ではこれを機に足を運んでみたら良いのではないですか?

AT:実はまだ私も食べてないんですよ…。

柴田さん:それはちょっと聞き捨てならないですね。

AT:なかなか自宅からお店まで遠いもので、足を運べていなかったんですが今週末あたりに食べに行ってみようかなと計画中です。

NN:いいですね。

TS:番組をお聴きのリスナーの皆さんもぜひ北大マルシェに足を運んでみていただければと思います。

NN:そうですね。結構おしゃれな場所です。


エンディング

TS:エンディングのお時間です。柴田さん、いかがでしたか?

柴田さん:はじめての試みでもう少し緊張するかと思ったんですが、皆さんの和やかな雰囲気のおかげで結構楽しく金葉祭についてお話できてすごく良かったなと思いました。

TS:それは良かったです。原さんはいかがでしたか?

原さん:とても楽しかったですね。本当にあっという間でした。

TS:前回の北大祭スペシャルで北大祭事務局の方もお呼びして2回連続でゲストをお呼びしたということになりましたが、そのあたりについてはどうでしたか?

NN:ゲストが入るといつもと違った話ができて、新しい風が入ってきて楽しいですよね。またたくさん呼びたいですね。

TS:そうですね、これからも毎回ではなくとも、いろんな方をお呼びしたいですね。

NN:北大のホットな方を呼びたいですね。

TS:YMさんはどうでしたか?

YM:私は1年生でまだ全然イベントのことを知らなかったので、お話を聞けてよかったです。

柴田さん:来年はぜひ遊びに来てください!

原さん:よろしくお願いします!

TS:対面で開催できるといいですね。

 ゲストのお2人、お忙しいところありがとうございました!

 北大新聞編集部がお送りするSapporo Campus Radio、次回の放送は12月28日を予定していますのでお聴き逃しなく。

(三角山放送局にて11月23日放送)

撮影:三角山放送局

<放送後記>

TS:限られた時間の中でゲストの方に過不足なくお話しいただくのは難しいことですが、金葉祭をご存じなかった方にも親しみを持っていただける内容になったのではないかと思います。生のトークであると同時に取材の要素もあり、面白みと難しさの両方を実感しました。

NN:私は今年の金葉祭について関心を持っていたので、実際にラジオで祭りの代表と副代表にお話ができて非常に楽しかったです。

AT:通常回としては初めてのゲストでした。たくさんでご飯を食べるといつもより美味しく感じるとよく言われますが、ラジオも同じようなもので、6人の収録は賑やかで楽しかったです。金葉祭メンバーでもあった身としては、今回の放送を通して今年の金葉祭の魅力、来年度に向けた思いなどを感じ取っていただけていれば、と思います。

YM:ゲストの方のお話を聞き、金葉祭の雰囲気を感じ取ることが出来ました。楽しかったです。

金葉祭実行委員会代表・柴田さん:北大生や札幌市民向けに雑誌等で金葉祭の魅力をアピールする機会が今まで多かったので、自分の声で直接お話してお伝えさせて頂ける機会がとても新鮮でした!

金葉祭実行委員会副代表・原さん:ラジオの、いい意味でゆる〜くトークをする雰囲気が僕は大好きでした。もしもご縁があればまた呼んでくださいね!笑


<今回の楽曲リスト>

エレファントカシマシ「俺たちの明日」…年の瀬に向けてのCHEER UPソング

ALEXANDROS「SNOW SOUND」… JRのCMで使われた耳に残る曲

オカモトズ「新世界」…寒くなってきた冬の朝に聴くと心が落ち着く、しっとりとした曲調の曲(柴田さん選曲)

星野源「SUN」…勉強などで疲れたときに聴いてリラックスできる曲(原さん選曲)

浜田省吾「家路 remade in 2006」

© 北海道大学新聞編集部