ブリトニー、妹に自分について公に話すことを禁止する通告書送る

米人気シンガー、ブリトニー・スピアーズが、妹ジェイミー・リン・スピアーズに自身のことについて公に話すことを禁止する通告書を送り付けた。ジェイミー・リンは、最近自伝本『シングス・アイ・シュッド・ハブ・セッド』に関するインタビューで姉の人生や悩みについて暴露、これに対しブリトニーの弁護団は、誤解を招く主張だとして停止を要請した形だ。

ブリトニーの弁護士、マシュー・ローゼンガルト氏はこう記す。「多少のためらいを伴いつつ、書いています。何故なら、酷いタイミングで出たあなたの本、そこに書かれた彼女(ブリトニー)についての誤解や荒唐無稽な主張に更に注目が集まる可能性があり、ブリトニーはそれを全くもって望んでいないからです」「ブリトニーはあなたの本を読んでいませんし、読むつもりもありません。しかし自身の大勢のファン共々、あなたがお金もうけのためにどれだけ自分を利用するのかを目の当たりにしショックを受けています。彼女はそれを耐え忍んだりはしませんし、するべきでもありません」

そして父親ジェイミー・スピアーズによる成年後見人制度が終了した今、ブリトニーは、金輪際誰からも支配されたりはしないとして、「荒れ果てた、アルコール中毒の父親のもとで成長し、その後の成年後見人制度でブリトニーがどれだけの虐めや不正行為に耐えなくてはならなかったのかは誰もが知っています。実際あなたの本にも、自分たちの父親が人生の大半で荒れ果てた行為を繰り返し、その飲酒が苦痛と悲しみをもたらしたと書いてあります」「自身の市民権と基本的自由をはぎ取った成年後見人制度に13年間耐え抜いたブリトニーはこれ以上、父親もしくは誰からも虐められることはないのです」とその通告書は続けた。

その通告書ではさらに、自伝本を通して根拠のない不満を吹聴しているとジェイミー・リンを批判。停止しなければ法的措置に踏み込むとしている。「ブリトニーは自身の家族の大黒柱でした。あなたのサポートもしていた。虚偽、もしくは妄想を基にした不満の公表は間違っています。まして本を売るためのものなど、もってのほかです。さらには違法で名誉毀損に当たる可能性もあります」「ミシェル・オバマの有名な言葉にこういうものがあります。『相手が低俗なら、自分は気高くあれ』。素晴らしいことに、それが正しくブリトニーがこれから実行しようとしていることです」「最近あなたは、自伝本について『彼女(ブリトニー)に関するものじゃない』と言っていたといいます。その言葉を彼女は真に受け取っていますし、我々はあなたが宣伝活動中、ブリトニーについて軽蔑的な言及をすることを停止、中止することを要求します」「しなかった場合もしくは彼女の名を傷つけた場合、適切な法的手段に踏み込む予定です」

今回の通告書によって、19日(水)放送予定のポッドキャスト番組『コール・ハー・ダディ』でのジェイミー・リンのインタビュー後半の行方に影響が出るのかは不明だ。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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