武田玲奈が「おいハンサム!!」で三女・美香を好演中。「“不完全だけど憎めない感じ”が好き」

武田玲奈が、フジテレビ系連続ドラマ「おいハンサム!!」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)で、ややこしいが情に厚くて憎めない令和の頑固おやじである主人公・伊藤源太郎(吉田鋼太郎)の三女・美香を演じている。

ドラマは、東海テレビが日本映画放送と初タッグを組んで共同製作する、家族×食×恋をテーマにした物語。父・源太郎、源太郎の娘である男を見る目がない由香(木南晴夏)、里香(佐久間由衣)、美香、すべてを包み込む3姉妹の母・千鶴(MEGUMI)という伊藤家が織り成す、クスッと笑えて、おなかがすく、これまでに見たことのない最新ホームコメディーだ。

第1話で漫画家志望・ユウジ(須藤蓮)との別れを決意し、第2話でハイスペック男・大倉学(高杉真宙)と出会った美香。しかし、人生のピークを迎えるもユウジと別れきれない。その言動もファッションも気になる役柄や、共演者の印象、そして「家族との思い出ご飯」について、武田が語った。

演じる美香について、武田は「ファッションがほかの姉妹と違って、ちょっと変わった“一癖ある”ものが多いです。例えばネコちゃんモチーフのピアスとか、“一癖ある小物”というのは原作にも出てくるんですよ。私は美香の“不完全だけど憎めない感じ”が好き。人にすぐ影響されたり、客観的に見たら絶対間違っているでしょ、と思うことにも信じて突き進んじゃったりとか、そんな不器用さがすごく好きです」と愛着を口にする。

自身との共通点は、「こうと決めたら突き進む感じは似ていると思います。美香は、一人酒、一人ラーメンは大丈夫だけど、一人映画と一人カラオケは寂しくて無理という設定なのですが、私も一緒で、一人焼肉も無理ですね。一人旅はできると思いますが、まだやったことがなく、もし行くならバリ島にノープランで行って、いろんなところをゆっくり歩いてみたいです」と明かし、「似ていない点は、伊藤家の目玉焼き派閥でいうと、美香は白身はパリッと固めで、黄身はじんわり柔らか派ですが、私は黄身がちょっとゆるめが好き」とのこと。

共演する男性陣に関しては「ユウジ役の須藤蓮さんとは初めてお会いしたんですけど、“ものすごくユウジ”です。“はじめまして”なのに前から友達だったような感覚になれる方。学役の高杉真宙さんも初共演です。高杉さんも学さんに共通する点があって、ごあいさつなど人への接し方やたたずまいが丁寧なので、すごくしっかりされている方だと思いました。お二人とも、ぴったりの役だと思います!」と信頼を寄せる。

また、姉役の2人については「長女の由香役・木南晴夏さんは約3年前にドラマ『トクサツガガガ』(NHK)で共演済みですが、ガッツリお芝居するのは初めて。その時がすごくクールで真面目なキリッとした役だったので、木南さんに対して勝手にそういう印象を持っていたのですが、実際はすごく気さくで、話しやすい方でした。次女の里香役・佐久間由衣さんとは初共演です。ふわ~っとした柔らかい雰囲気を持つ方。伊藤家の中では年齢が一番近く(2歳差)芸歴も約7年と同じぐらいということなので、撮影期間中いろいろとお話できたらと思っています」と語った。

そして、「吉田鋼太郎さんとは初共演ですが、舞台は何度も拝見していたので撮影前はかなりドキドキしていました。実際お会いしたら、演出も相まってめちゃくちゃ面白くて、本番で笑ってしまった時があったほどです。MEGUMIさんとは約3年前に山口雅俊監督のドラマ『新しい王様』シリーズ(TBS系)で共演させていただいていますが、今回一緒にお芝居させていただいて、めちゃくちゃ近くで見ているのですが、肌がすごくお奇麗で、こんなお母さんいたらいいなと思ってしまうんです!」と、良き親子関係を築いているようだ。

ちなみに、自身の「家族との思い出ご飯」は、「祖母の家に行くと毎回出してくれるそば」と回答。「おだしと天ぷらが手作りで、エビとか何種類も天ぷらがのっている温かいおそばは、素朴なんですけどすごく好きで思い出の味。でもおばあちゃんが記憶している“私の好き嫌い”が子ども時代で止まっているので、毎回『それはもう食べられるようになったよ~』という会話をしている気がします(笑)。昔のことを覚えていてくれるのはうれしいんですけどね!」と、心温まるエピソードを披露してくれた。

最後に、「家族のお話がメインではありますが、第3話はそれぞれの姉妹にいろんなことが起こり、『これからどうなっちゃうんだろう?』と気になる展開になっています。そしていろんなことがあった後、3姉妹はお父さんに“ある言葉”を言われて救われるのか、救われないのか…そこのシーンは台本を読んだ時に、めちゃくちゃいいシーンだと思ったし、好きなセリフだったので見どころの一つです。ぜひ皆さんも楽しみにしていてほしいです」とアピールしている。

© 株式会社東京ニュース通信社