【MLB】大谷翔平の大リーグ「通算記録」は日本人史上何位? 本塁打で“イチロー超え”も

エンゼルス・大谷翔平(左)とマリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏【写真:Getty Images】

大谷の通算93発は歴代3位。上にはイチロー、松井秀喜の名前

1964年、村上雅則がサンフランシスコ・ジャイアンツで大リーグデビューを飾ってから今季で59年目のシーズンを迎える。1995年に野茂英雄が続いてからは、毎年のように日本プロ野球を代表する選手が海を渡り、数々の記録を積み上げてきた。ここではエンゼルスの大谷翔平投手ら現役の日本人選手が、各種の「日本人通算記録」ではどのあたりに位置するのか見てみたい。

打者としての大谷は昨季、46本塁打、100打点、138安打と自己最高の数字を積み上げた。

ここまでの通算93本塁打は日本人歴代3位で、2位のイチロー(117)に24本差。今季中の更新可能性は高いだろう。昨季並みの好成績を残せれば、来季は松井秀喜の175本塁打を超える可能性まで見えてくる。

通算安打は370本で10位。138安打した昨季のペースで打てば通算500安打を超える。9位から5位までに並ぶ田口壮(382)、岩村明憲(413)、城島健司(431)、井口資仁(494)、福留孝介(498)を超える可能性がありそうだ。

また、今季リーグトップの8本を記録した三塁打も、通算上位が見えている。現在15本は3位で、松井稼頭央の20本、2位の22本で並ぶ岩村と青木宣親を抜けるか。1位はイチローの96本。

投手記録ではダルビッシュ有が野茂英雄にどこまで迫るか

パイレーツと再契約した筒香嘉智は、2020年のレイズ入りから2年連続で8本塁打しており、通算16本塁打は岩村と並ぶ11位。昨季後半の覚醒が続けば10位の田口(19)、9位の新庄剛志(20)、8位の松井稼(32)、7位の青木(33)、6位の福留(42)、5位の井口(44)、4位の城島健司(48)まで射程圏だろう。

また通算81安打は13位。シーズン通してレギュラー格でプレー出来れば、12位の川崎宗則(150)、11位の新庄(215)までは超えられそうだ。史上12位の56打点も、11位の新庄(100)、10位の岩村(117)、9位の田口(163)までは超える可能性があるか。

投手ではパドレスのダルビッシュ有が、通算79勝で黒田博樹と並び2位。1位は野茂英雄の123勝で、更新はあと何年プレーするかにも左右されそうだ。さらに212登板でも黒田と並び9位タイ。昨季は夏場に負傷者リスト(IL)入りがあったものの30試合に登板しており、8位の佐々木主浩(228)、7位の大塚晶文(236)までは超えられそうだ。

また通算1293回1/3の投球回は史上3位。ここでも2位の黒田(1319)が目前に迫っている。1位はここでも1976回1/3の野茂だ。

FAで未契約のままとなっている菊池雄星投手は、通算15勝で18位。初の2桁勝利を記録すれば17位のマック鈴木(16)、16位の岡島秀樹(17)、14位の田澤純一、斎藤隆(21)、13位の上原浩治(22)を超えられる。その上は通算32勝の吉井理人になる。(Full-Count編集部)

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