米人気俳優、世界的映画監督の弁明をさらに批判

米俳優レイ・フィッシャーが、自身の告発に対するジョス・ウェドン監督の弁明に反論した。レイは2017年作の映画『ジャスティス・リーグ』の撮影現場でのウェドン監督の態度は「最悪で虐待的、プロ意識に欠けており、完全に受け入れ難いものだった」と以前指摘していたが、今週のニューヨーク・マガジン誌に掲載されたインタビュー記事の中で、ウェドン監督はそれを否定、レイを「邪悪な勢力」と表現していた。

レイは17日(月)、ウェドン監督の弁明に対し「ジョス・ウェドンは結局のところ、終盤の演出をすることになったようだ」「今日はこれら全ての嘘やおどけに関して話すよりも、僕はマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師のレガシーを祝福する。明日もその仕事は続く」とツイッターに投稿。そして18日(火)に、「今日を始める前に、ジョス・ウェドンに悪い影響を受けた全ての人を高め、支援してくれた全ての人に感謝したい」「僕は彼を告発した最初の人じゃなかったけど、最後の1人となることを願っている」「ジョス・ウェドンは、彼のストーリーを弁明するのに2年もかかった。彼はPRや危機管理、コーチングに巨額を費やしたことだろう」「それで、彼の告発に対する返答は『みんな誤解している/僕をやっつけようとしている。それに僕の母親はセクシー』だって???」と綴っている。

レイはまた『バフィー~恋する十字架~』や『エンジェル』といったドラマの撮影現場でも、ウェドン監督が「有害」な雰囲気を作っていたと指摘した米女優カリスマ・カーペンターをサポートするコメントもツイートしている。

『ジャスティス・リーグ』でサイボーグ役を演じたレイは以前、完成版で自身の役のシーンが減っていたことは「偶然ではない」として、「2017年の劇場公開版『ジャスティス・リーグ』で有色人種の人々が消滅していたのは、予期せぬ出来事でも偶然でもない」「ジョス・ウェドンの『ジャスティス・リーグ』のセットでのキャストとクルーの扱いは最悪で虐待的、プロ意識に欠けており、完全に受け入れ難いものだった。ジェフ・ジョーンズとジョン・バーグが、多くの意味で彼の行動を許していた」と指摘していた。

これに対し、ウェドンは同インタビューの中で、カットしたのは悪い演技のせいだったとして「邪悪な勢力ですよ。両方の意味で悪い俳優ってことですね」と説明している。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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