神奈川・黒岩知事発信の障がい福祉宣言、一部を修正へ 「人間らしい扱い」など3カ所を改める

黒岩祐治知事(資料写真)

 神奈川県の黒岩祐治知事が発信した「当事者目線の障がい福祉実現宣言」の内容に県議会で疑問視する声が上がった問題を巡り、県は20日、宣言の一部を修正する方針を明らかにした。否定的なイメージを想起させる恐れがある部分を見直すほか、分かりやすい表現に修正する。

 同日の県議会厚生常任委員会で、県が報告した。

 修正を検討している主な箇所は、宣言の中で「人間らしい扱い」「終(つい)の棲家(すみか)」「別の施設では」─とした3カ所。「あなたは障がい者であるまえに、人間です。人間だから人間らしい扱いを受けるのは当然の権利です」という中で用いた「扱い」という言葉は、否定的なイメージを想起させる恐れがあるとして改める。

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