“一瞬の放心、安心は自滅行為” 朝鮮で防疫対策強化 世界的健康危機の完全終息まで

18日発朝鮮中央通信は、朝鮮各地で非常防疫活動をいっそう強力に展開していると伝えた。

昨年末に行われた朝鮮労働党中央委員会第8期第4回総会では、非常防疫活動を国家活動の第1順位として再度定めた。総会では、防疫部門の物質的・技術的土台を強固に構築すること、防疫対策を先進的かつ人民的な防疫へ移行させることなどが課題として示された。

徹底的な防疫対策を講じる咸興市の工場(労働新聞)

 通信によれば、このための活動が各地で積極的に推進されている。該当する地域や場所に必要な手段と人員を補強し、効能の高い消毒薬や消毒方法を実施しているほか、活動体系を整備し、秩序を厳格に立てることにも注力している。

 国内メディアは、世界中で新型コロナ変異ウイルスのオミクロン株が爆発的に拡大し、各国で1日当たりの新規感染者数が過去最多となっていることを踏まえ、警戒を呼びかけている。

 労働新聞17日付は、世界で1日の感染者数が300余万人を記録したと紹介し、このような状況を鑑みて、「一瞬の放心、安心は自滅行為」だとし、「世界的な健康危機が完全に終息されるまで強い覚悟を持って防疫活動に臨み、ウイルスの流入を防ぐための長期的な防疫対策で勝者となろう」と呼びかけた。

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