オリックス・宮内義彦オーナーが今季限りで勇退 25年ぶりVで「一つの区切りができた」

会見に出席したオリックスの宮内義彦オーナー【写真:橋本健吾】

後任には井上亮グループCEOが就任予定

オリックスの宮内義彦オーナーが21日、京セラドームを訪れ、今季限りでオーナー職を離れると発表した。昨季は25年ぶりのリーグ優勝を果たし「一つの区切りができたと思う」と理由を語った。後任はオリックスグループの代表である井上亮(まこと)グループCEOが就任の予定となっている。

25年ぶりのリーグ優勝を果たした昨季、日本シリーズではヤクルトに敗れたものの全試合が大接戦でプロ野球を盛り上げた。阪急を買収した1988年11月から球団オーナーとなって33年が経ち「各球団のオーナーの中でも最年長となりました。昨年25年ぶりにリーグ優勝を果たし、一つの区切りができたと思うので、今シーズンを全うしてオーナーの席を譲ることといたしました」とコメントした。

昨季は日本一を逃したこともあり「今シーズンにかけるチームへの思いはもちろんリーグ連覇、日本一です。昨シーズン培った『自信』と日本シリーズであと一歩及ばなかった『悔しさ』を胸に刻み、中嶋監督のもと選手が昨シーズンの後半に見せてくれた粘り強さ、しぶとさを持ち味として伸び伸びと野球を楽しみ、ファンの方に感動を与え、さらに高みを目指してほしいと思います」とエールを送った。(Full-Count編集部)

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