西田大輔×越岡裕貴(ふぉ~ゆ~) 戦国オールスターによるお宝争奪戦! 『GARNET OPERA』開幕!「お前らの宝は何だ!」

西田大輔主宰「AND ENDLESS」にて本公演を重ね、2010年シアタークリエで上演した『GARNET OPERA』。2022年1月、12年の時を経て、キャストを一新し、再演。

生き抜くことで精一杯の戦国時代、第六天魔王・織田信長は天下布武の真っ只中、家臣を集め、「ゲームするぞ。ルールは無用、勝つには己の宝を命をかけて奪い合うのみ」というムチャ振りをする。木下藤吉郎(秀吉)、明智光秀、徳川家康、上杉謙信、武田勝頼、真田幸村など、戦国オールスターが、それぞれの思いに向き合う間もなく命をかけた宝の争奪戦に巻き込まれていく物語。脚本・演出は原作者である西田大輔。
主演の織田信長役にはジャニーズ事務所の人気 グループ「ふぉ~ゆ~」の越岡裕貴。 共演には、事務所の後輩であり、ジャニーズJr.内のユニット「IMPACTors」のメンバーで、今回単独での舞台出演は初となる横原悠毅が木下藤吉郎役に挑戦。
さらに、2019 年「仮面ライダーゼロワン」で滅/仮面ライダー滅役として人気を集めた砂川脩弥が明智光秀役で織田信長に挑む。
その他、矢島舞美(お濃)、片山萌美(煕子)、山口大地(武田勝頼)、井澤巧麻(真田幸村)、伊藤玻羅馬(徳川家康)、松田昇大(前田利家)、こぴ(八重)、護あさな(お市)、星 智也(柴田勝家)、根本正勝(足利義昭)、村田 充(上杉謙信)ら、個性豊かなキャストが揃った。

雨の音、しかも土砂降り。「信長!!」の怒号。織田信長(越岡裕貴)「楽しい祭りにしよう」「俺が死ぬまで」と余裕しゃくしゃくな発言。そしてタイトルロール。一転して信長の妻・お濃(矢島舞美)は信長のことを「ふざけた夫」と言い、明智光秀(砂川脩弥)に「お前は人のことを考えすぎる」と言う。

そして柴田勝家(星 智也)、客席に向かって新年の挨拶、こういったところは西田大輔っぽく、客いじりシーン。そこへ前田利家(松田昇大)が勝家に向かって「何やってんですか?!」。それから、木下藤吉郎(横原悠毅)、徳川家康(伊藤玻羅馬)、戦国武将が次々と。大河ドラマでお馴染みだが、ここは西田流なので!!そして室町幕府の最後の将軍・足利義昭(根本正勝)、なぜか軽くあしらわれる(笑)。

武田勝頼(山口大地)、真田幸村(井澤巧麻)らが登場。信長の妻・お濃、ここではかなり気が強くしかも刀をバッサバッサと振り回す。「第六天魔王がお待ちだ」と光秀。第六天魔王とは織田信長のこと。そう言われてた説と自らがそう言ってた説、両方あるが、いずれにしても織田信長らしい呼び名。そして…輝く鯱鉾に乗って織田信長登場!!バテレンが箱を持ってくる、これこそが、今回の物語の鍵を握る宝の箱。バテレンは言う「これはゲームである」「物語である」と。龍の刻印が記された箱、「せっかく集まったんだゲームしようぜ」。

なんと、魔王・信長も参戦!!主君が参加することになり、信長を第一に想う木下藤吉郎は半分、諦め顔、思慮深い光秀は主君の真意を探ろうと思い、織田信長が憎い武田勝頼は…燃える、そんな勝頼をクールな表情でけしかける上杉謙信(村田 充)、そんな武将たちを彩る女性陣、信長の妻・お濃、信長の妹・お市(護あさな)、八重(こぴ)、ちなみに八重はのちのねね、木下藤吉郎、のちの羽柴秀吉の妻になる女性、煕子(片山萌美)は光秀の正室。

西田流の時代劇、史実はもちろん、物語に登場するが、歴史の時間に習った史実とは、ちょっと違う。もっとも史実は後々の研究で『実はそうではなかった』ということもあるくらい。大胆な脚色、心に刺さるセリフを散りばめて物語は進行する。2幕の冒頭、織田信長と木下藤吉郎、「すいません」「簡単に謝るな、つまらん男になるぞ」そして天を見上げる。雨が降る、「そこに欲しいと思う天下がある…本気っていうのはそういうことだ」哲学的な言葉。

織田信長と本願寺のエピソード、もちろん歴史の授業で習ったものとは違うが、そういったエピソードも登場、しかし、そうは言っても史実をある程度、押さえておくと『なるほど』なシーンも多い。そしてゲームの行方は?宝の箱には何が入ってるのか?というのが大体の流れ。
見どころは、もちろん、殺陣、アクション。西田大輔らしい、華やかでスピード感あふれる動き、フォーメーションは、もう目が忙しい!笑えるセリフをところどころに散りばめて、クスッと笑えたり、あるいは、心にスーッと染み込むセリフ、また、刺さる言葉、信長は言う「お前らの宝は何だ」、また有名な俳句や連歌も出てくる。有名な「鳴かぬなら〜」信長、秀吉、家康が詠んだとされる俳句。また、2幕で明智光秀が詠んだ「ときは今あめが下知る五月哉」、こちらも様々な解釈がある。光秀が、織田信長から毛利征伐の先鋒を命じられていたことから、この句を聞いた周りの者たちは「信長様が、毛利氏を倒し、天下を治める五月」という戦勝祈願の連歌という風に解釈したと考えられるが、その後に光秀は本能寺に向かう。さて、もちろんここでは…西田流なので…クライマックスは劇場で!!俳優陣のアクション、殺陣、皆、本当に身体能力が!!そして芝居巧者が集まっているので!!公開稽古で、この後、初日なのに、越岡裕貴始め、大汗かいて奮闘!!時間があれば、ぜひ、劇場で!!もちろん、感染対策は抜かりなく!!

【あらすじ】
時は戦国時代。人の命は軽く、生きるのに困難な世。 そんな戦国の世も、時に残虐ともいえる武力を持つ魔王・信長率いる織田軍団によって天下布武が進んで いた。 ある日、各地に散らばり主命に邁進する配下に魔王・信長より招集がかけられる。後の太閤豊臣秀吉こと 木下藤吉郎、織田軍筆頭・明智光秀、徳川 300 年の祖・徳川家康、信長の居城安土に続々と集まる織田軍団。そしてそこには敵である戦国最強・上杉謙信、常勝武田軍を率いる武田勝頼、日の本一の武士・真田幸村らも加わっていく。
一発触発、不穏な空気が漂う中、魔王・信長が一喝
「せっかく集まったんだゲームしようぜ」
一同の前に置かれる龍の刻印が記された宝箱。
この宝箱を開ける鍵は参加者の持つそれぞれの宝。 魔王・信長も参加する戦国オールスターによる宝の争奪戦! 主君の参加でゲームに勝つことを半ばあきらめる藤吉郎、主君の真意を探ろうとする光秀、織田憎しで燃え上がる勝頼、それをけしかける謙信。 それぞれの思惑などお構いなしに魔王・信長はゲームの開始を宣言する。
「楽しめよ。・・・・・・・・但し、本気でな。」

初日公演を前に、 マスコミに向けてゲネプロが公開され、 その後、 キャストを代表して、 越岡、 横原、 砂川、 矢島、 片山が囲み取材を行った。
ゲネプロを終えた感想を聞かれると、 越岡は「舞台で通すのはゲネプロが初めてだったので、 それぞれ思うところはあったと思うんですが、 本番に向けて改善して、 本番にはより良いものを皆さんに見せたいと思います」と本番ではさらにクオリティーを上げて臨みたいと強く答えた。 横原は「直前まで変更が結構あったので、 ちょっとドキドキしていましたけど、 ゲネプロをやっててすごく楽しかったので、 観てる方も楽しいと感じるものがあるんじゃないかなって思いながら演じました」とポジティブな気持ちを伝えた。 砂川は「最初はすごく緊張してたんですけど、 実際にやってみると楽しかったです。 ゲネプロをやってみて、 『こういう気持ちになるんだ』とか新しく生まれたものがあったので、 本番を積み重ねていったら、 また新しいものに気付けるんじゃないかと思っています」と本番が待ち遠しい様子。 矢島は「照明とか、 劇場に入らないとわからないことがゲネプロでは感じられて気持ちが上がりました」と本番への意識を新たにし、 片山は「誰一人ケガなく、 ここまで通してできたことが一番だなって思います。 コロナ禍で大変な中、 中止にもならず、 たくさんの方に来ていただけて感謝だなって思ったゲネプロでした」と感謝の気持ちを伝えた。
歴史上の人物を演じることについては、 越岡は「まず、 お母さんに『俺、 織田信長やる!』って伝えましたね。 まさか人生の中で織田信長を演じるとは思ってなかったので、 夢のようです。 僕自身とはキャラクターは似てないと思うんですけど、 一つ筋の通った織田信長を演じたいです」と喜びを語った。 横原は「決まった時、 IMPACTorsのメンバーと一緒にいたので『木下藤吉郎をやる!』って言ったんですけど、 センターの佐藤新だけ、 ピンと来てなかったです(笑)。 自分としては、 歴史上の人物を演じることなんてそうそうないことなのですごく楽しいです!」と笑顔を見せた。
本作の見どころの一つとなっているのが“殺陣”。 派手な立ち回りは観客の視線を惹きつける魅力を持っている。
“宝”を探す本作の内容にちなんで、 それぞれの“宝”を聞かれると、 越岡は「ファンの皆さんですね!」と即答。 「観に来てくださる方々がいないと演劇は成り立たないので、 こういう状況でも感染対策をして観に来てくださる皆さんが宝です」とその理由を明かした。 横原は「ファンの皆さんという答えをとられちゃったので」という理由で、 「ゲーム」を挙げ、 砂川は「背中を押してくれる人」、 片山は「お金」、 矢島は「愛犬」と答えた。
最後は、 越岡が「本日から『GARNET OPERA』が始まります。 スタッフ、 そしてキャストのみんなで感染対策をしっかりして、 より一層意識して劇場に立とうとしています。 皆さん、 お楽しみにしていてください!」というメッセージを送り、 囲み取材を締めくくった。

ちょっとすまし顔でパチリ。

やや控えめな笑顔でパチリ。

待ってます!!最後は弾けて!!

<公演概要>
タイトル:『GARNET OPERA』
原作・脚本・演出:西田大輔
出演:越岡裕貴(ふぉ~ゆ~\) 横原悠毅(IMPACTors/ジャニーズ Jr.) 砂川脩弥 / 矢島舞美 片山萌美 山口大地 井澤巧麻 伊藤玻羅馬 松田昇大 こぴ/ 護あさな 星智也 根本正勝 村田充 ほか
[東京公演]
日程・会場:2022 年 1 月 21 日(金)~30 日(日) EX TEATER ROPPONGI
[大阪公演]
日程・会場:2022 年 2 月 4 日(金)~6 日(日) 森ノ宮ピロティホール
公式サイト:http://GARNET2022.com
公式 Twitter:@garnet_opera

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