二上山博物館 企画展「飛鳥の王陵と平野塚穴山古墳」

© 奈良テレビ放送株式会社

 香芝市にある国の史跡・平野塚穴山古墳と飛鳥地域の古墳との共通点から、被葬者を考える企画展が、二上山博物館で開かれています。

 平野塚穴山古墳のある地域は飛鳥時代、敏達天皇に連なる王族の領地であったと考えられていて、被葬者は敏達天皇の孫・茅渟王とする説があります。企画展では、墳丘を装飾するために貼られた凝灰岩の切石が展示されていて、明日香村の2つの古墳から見つかっている貼石と共通点を見比べることができます。

2つの古墳は、斉明天皇の墓とする説が有力な牽牛子塚古墳と、天武天皇陵とされる野口王墓古墳で、斉明天皇は茅渟王の娘、天武天皇は孫にあたることから、平野塚穴山古墳の被葬者は茅渟王とする説が最有力となりました。

このほか、麻布と漆を何重にも塗り固めて作る最高級の棺の破片など、これらの古墳で共通する形式の遺物が展示されています。この企画展は、2月13日まで二上山博物館で開かれています。