河井あんりさんは怒っていた|花田紀凱 河井あんりさんが睡眠薬を飲んで、救急車で運ばれたと聞いて暗澹たる気持ちになった。あんりさんとは昨日午前中に電話で話をしたばかりだった――。

河井あんりさんが睡眠薬を飲んで、救急車で運ばれたと聞いて暗澹たる気持ちになった。あんりさんとは昨日午前中に電話で話をしたばかりだった。

26日発売の『Hanada』3月号に河井克行さんの獄中手記が載ることをとても喜んでいた。あの事件の検察捜査、裁判は異常だ。手記ではそのことをくわしく書いている。

あんりさんは同時に2月初めに、文藝春秋から出る、常井健一さんの『おもちゃ 河井案里との対話』という本のことを憤慨していた。ネットに予告が出て、初めて知ったという。

あんりさんは警戒心のない人だから、事件の初期に常井さんに話をしたことはあった。しかしこういう形で本にするのなら、事前に本人に相談するのが筋だろう。

それにタイトル、装丁がひどい。ぼくなら絶対につけない。文藝春秋の担当編集者は、これでいいと思ったのだろうか。

あんりさんは明日(つまり今日)、弁護士に相談に行くと言っていた。ぼくにも一緒に行ってほしいと言っていたのだが、前約があり、後で電話をくれることになっていた。
こんなことなら一緒に行けばよかった。

あんりさんが1日も早く、元気になることを祈っている。

河井克行さんの獄中手記「闇に葬られた『買収事件』の真実」を是非お読み頂きたい。https://amzn.to/3KtrBFf

著者略歴

花田紀凱

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