秦野市長選23日投開票 現市政の評価争点に一騎打ち

秦野市役所

 任期満了に伴う秦野市長選は23日、投開票される。立候補しているのは届け出順に、いずれも無所属で再選を目指す現職の高橋昌和氏(65)=自民、公明推薦=と、新人で元市職員の佐藤伸一氏(55)の2人。1期4年の高橋氏の市政運営に対する評価が争点となる。

 連合神奈川も支援する高橋氏は、前回選挙の公約だった全員喫食による中学校給食の実現を強調。新東名高速道路を活用した表丹沢の魅力向上策などを掲げ「昨年策定の総合計画に基づく施策を一つ一つ実現し、秦野を変えていくことが重要」と訴える。

 特定の政党からの支援を受けない佐藤氏は現市政を「後手に回る新型コロナウイルス対策は市民に寄り添っていない」と強く批判。任期中の市長給与の削減や退職金の返上、医療費の18歳までの無料化や給食費の段階的値下げなどを訴えている。

 16日現在の選挙人名簿登録者数は13万5243人(男6万7539人、女6万7704人)。

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