相鉄ローゼン、移動スーパー開始へ 神奈川・県央エリアで巡回販売

相鉄ローゼンが28日から開始する「ローゼンGO」。軽トラックに商品を積み込んで、移動販売する(同社提供)

 相鉄ローゼン(横浜市西区)は28日から、移動販売サービス「ローゼンGO(ゴー)」を県央エリアで開始する。生活必需品などを積み込んだ軽トラックで地域を巡回するもので、今後、対象地域を拡大する方針という。

 第1弾としてサービスを展開するのは、綾瀬市綾西、海老名市国分寺台周辺。総菜や生鮮食品、日用品など生活必需品を中心とした約400品目を販売する。

 「そうてつローゼンかしわ台店」(海老名市)で、冷蔵機能を備えた軽トラックに商品を積み込み、公園、ケアホームなど計13の場所や施設を巡回。週間スケジュールに沿って、毎日運行する予定という。支払いは現金のみで、手数料は1品につき10円(5品以上の場合は一律50円)とした。

 綾西地区では27日、「そうてつローゼン国分寺台店」(綾瀬市)が老朽化などを理由に閉店する。近隣には他にスーパーがなく、周辺住民から後継となる食品スーパーへの移行や移動販売の実施などを要望されていたことなどを踏まえ、同地区での展開を決めたという。

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