叡啓大学と県立広島大学大学院経営管理研究科がスタンフォード大学SPICEと3者連携授業を実施

叡啓大学は2022年3月より、スタンフォード大学SPICE※(スタンフォード大学国際相互文化教育プログラム)と県立広島大学大学院経営管理研究科との3者共同で、実社会のリアルな課題に挑む課題解決演習(PBL)を行う。

叡啓大学は2021年4月に開学。同大学ではPBLをアントレプレナーシップ教育を行う上での重要なカリキュラムとして設けている。今回のように共同で学びの場を持つのは初めての試みで、SDGsの実現に向けた社会課題解決を掲げる同大学の1期生と、SDGsを視野に入れたビジネスのあり方を今まで以上に検討していく県立広島大学大学院経営管理研究科の学生及び卒業生が同じテーマでPBLに取り組む。

授業は全4回で3月に開講する。スタンフォード大学ビジネススクールやシリコンバレーから4名のアントレプレナー人材を招き特別講義を受けつつ、事前に提供された社会課題の解決に向け3回のグループワークを行い、最終回でグループワークの成果を発表する。授業はシリコンバレーからZoomを利用して配信され、グループワークも含めて全てをオンラインにより実施する。

このプログラムは叡啓大学において長期的視点で継続的に実施する予定。スタンフォード大学SPICEの教員のみならず、スタートアップの一大拠点であるシリコンバレー等からも起業家を招き授業を行うことで、学生の興味をくすぐり、起業してみたいという挑戦心に火をつけることを目指す。

なお、叡啓大学では2022年1月24日(月)から一般選抜の出願受付を開始。1学年定員100名のうち10名を一般選抜により選抜する。独自日程により行うため、他の国公立大学の前期・中期・後期日程への出願が可能。一般選抜に関する詳細は大学のウェブサイトで確認のこと。

※スタンフォード大学SPICE

正式名称は「Stanford Program on International and Cross-Cultural Education(SPICE)」(日本語では「スタンフォード大学国際相互文化教育プログラム」)で、スタンフォード大学の一部局。1976年の開設以来、初等教育から高等教育までカリキュラム開発、教員の専門性開発、遠隔学習コースの開発を行っており、Stanford e-Japan活動をはじめとする日本に向けたプログラムを提供している。

参考:【叡啓大学】スタンフォード大学SPICEとの連携授業実施決定!~シリコンバレーで活躍する起業家や専門家に学ぶ機会を提供~

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