年末年始太りをできるだけお金をかけず、健康的に解消する地道な習慣は?

年末年始にどこか出かけた人も、家でずっとぬくぬくしていた人も、「体重増になってしまったなあ……」ということはありませんか?

毎年毎年繰り返す、この年末年始太り問題。

とはいえ、そんな年末年始太りを解消するために、毎年毎年大きなお金をかけている場合ではありません。そこで今回は、できるだけ安く、そして健康的に体が整えられる方法を紹介します。


1.簡単にできる「低カロリースープ」をつくる

まずは食事から。外食やテイクアウトは、カロリーオーバーになってしまうこともありますよね。カロリーを抑えつつ、さらに費用を抑えるには自炊がもってこい……なのは、誰でもわかっていることかもしれませんが、忙しいと面倒だと感じることもあるもの。

そこで、手間なく簡単にできる方法を取り入れましょう。野菜がちょっと余っていれば、それをまとめてスープにしてしまうのも手です。普段なかなかとりにくい野菜をしっかりとるチャンスですし、余った野菜をダメにしてしまう食品ロスも防げます。低カロリーなうえ、寒い今の季節にもピッタリです。

ちなみに、農林水産省による「野菜の生育状況及び価格見通しについて」(令和3年12月24日発表)によると、令和4年1月は、「はくさい」「キャベツ」「きゅうり」がお買い得の見込み。はくさいやキャベツは、まさにスープに最適。逆に価格が上昇中なのはジャガイモや玉ねぎだそう。ジャガイモや玉ねぎは日持ちがするので、いいものがお買い得なときに買って、保存しておいてもいいでしょう。

スープをつくるには、コンソメやトマト缶など、いろいろな材料を買うことにもなりますが、忙しい方は手軽なスープの素も選択肢。

最近はさまざまなスープの素が、食品売り場をにぎわせています。

ポッカサッポロ「じっくりコトコト煮込みスープの素」(完熟トマト、北海道クリーム、こくうまオニオン/198円※希望小売価格以下同)や、ミツカン「SOUP食堂」(スープカレー、ごま豆乳、キムチチゲ/264円)、エバラ食品「プチッと鍋」(寄せ鍋、キムチ鍋、濃厚白湯鍋、スープカレー鍋他/308円等)等。

「スープはいつも同じ味付けになって飽きてしまう」「自炊をするのは億劫だ」という方も、こんなスープの素をいくつかストックしておけば安心。余った野菜があったときに、5~10分程度煮込んで(それぞれの使用方法をご覧ください)、あっという間にスープの出来上がりです。価格的にも、外食やテイクアウトに比べれば抑えられます。

気になるカロリーですが、ポッカサッポロの「じっくりコトコト煮込みスープの素」の場合、1缶あたり(2人分)約63~77Kcal。これに野菜を加えても、かなり低カロリーですよね。

旬の野菜なら栄養価も高くなりますし、日々元気に過ごすことで、仕事や家事のパフォーマンスアップにもつながるでしょう。

2.スマートウォッチをつけて、たくさん歩く

筆者は、1月に用事があって、1日1万歩以上歩いた日が数日続きました。すると、いつもより体重が少しダウンした日が続いたのです。

それ以外は特に運動をしていませんし、食事を控えていたわけでもありませんので(むしろ多めに食べてしまっていたかも)、やはり歩くことも運動につながるのだと実感しました。

歩数チェックに便利なのが、3,000円くらいで購入もできるスマートウォッチです。データをスマホに転送できるので、記録できて便利ですし、睡眠時間や質を簡易的にはかることもできます。

一日中家でゴロゴロしていたり、椅子にずっと座って仕事をしたりしている日は、1日1,000歩もいかない日もありまして、運動不足の現実を突きつけられます。自分の運動量を客観的に判断するためにも、スマートウォッチは役立つでしょう。

歩数を稼ぎたくなり、駅の乗り換えなどで、エスカレーターやエレベーターではなく積極的に階段にしてみたりと、自然に歩くことにつながると思います。

3.家でも、外にいるような雰囲気をつくる

在宅時間が増えると、リラックスモードの洋服を着る時間も長いのでは?

おなか周りがゆるい状態では、いくらでも食べられてしまいますし、「太ったかな?」という現実にも気づきにくいもの。

家でも時々、きつめの洋服を着てみることで、つい目をそむけたくなる体型の変化にも気づけます。いえ、嫌でも気づかされるでしょう。

おもいきりリラックスするときはゆるめの服で、仕事モードのときはきつめの服で、と使い分けてもいいかもしれません。

そして、外では気軽にお菓子をパクパク食べる機会がないとは思いますが、自宅にいれば、誰か止めてくれる人がいなければどんどん食べられてしまいます。

在宅勤務が多い人は、お菓子をデスクの上に置きっぱなしにしないようにしたり、家のデスクまわりに大きな鏡を置いて自分のしぐさを見られるようにしたりと、外にいるような雰囲気をつくれば、つい食べ過ぎたり、お菓子の消費が進んでお菓子代が高くついたりということもなくなるはずです。

以上、年末年始太りをできるだけ安く、健康的に解消するためのアイデアです。健康を維持することは、長い目で見れば医療費の削減にもつながりますし、仕事や家事のやる気やパフォーマンスがあがれば、収入アップや無駄な支出削減にもつながります。まずは週末のスープづくりなど、試してみてください。

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