「殿堂入り選手の兄弟」によるベストナイン 公式サイトが特集

メジャーリーグ公式サイトのマット・ケリー記者は、アメリカ野球殿堂入りを果たした名選手の兄弟によるベストナインを選出する特集記事を公開した。ケリー記者はこれらの選手について「兄弟が殿堂入り選手だったため、メジャーリーグの舞台でプレーするという偉業を達成しながらも家族のなかのベスト・プレーヤーではなかった。しかし、メジャーリーグの世界に自分自身の足跡を残したのだから(家族のなかのベスト・プレーヤーでなかったことを)恥じる必要はない」と記している。

ケリー記者が選出した「殿堂入り選手の兄弟」によるベストナインと各選手の通算成績は以下の通り(兄弟とも殿堂入りしている場合は本企画の対象外)。なお、投手部門はフィル・ニークロの弟であるジョー・ニークロ(通算221勝)も候補に挙がったが、わずかな差で惜しくも落選となった。

投手:ジム・ペリー(ゲイロード・ペリーの兄)
630試合(447先発) 215勝174敗10セーブ 防御率3.45
3285.2イニング 1576奪三振 998四球 WHIP1.26
サイ・ヤング賞1度 オールスター3度

捕手:サンディ・アロマーJr.(ロベルト・アロマーの兄)
1377試合 打率.273 112本塁打 588打点 25盗塁
212四球 499三振 出塁率.309 長打率.406 OPS.716
新人王、ゴールドグラブ賞1度、オールスター6度

一塁手:フランク・トーレ(ジョー・トーレの兄)
714試合 打率.273 13本塁打 179打点 4盗塁
155四球 64三振 出塁率.349 長打率.372 OPS.720

二塁手:ビリー・リプケン(カル・リプケンJr.の弟)
912試合 打率.247 20本塁打 229打点 25盗塁
174四球 332三振 出塁率.294 長打率.318 OPS.612

三塁手:ジム・デラハンティ(エド・デラハンティの弟)
1186試合 打率.283 19本塁打 489打点 151盗塁
378四球 369三振 出塁率.357 長打率.373 OPS.730

遊撃手:グレン・ホフマン(トレバー・ホフマンの兄)
766試合 打率.242 23本塁打 210打点 5盗塁
136四球 309三振 出塁率.291 長打率.331 OPS.623

左翼手:トミー・アーロン(ハンク・アーロンの弟)
437試合 打率.229 13本塁打 94打点 9盗塁
86四球 145三振 出塁率.292 長打率.327 OPS.619

中堅手:ドム・ディマジオ(ジョー・ディマジオの弟)
1399試合 打率.298 87本塁打 618打点 100盗塁
750四球 571三振 出塁率.383 長打率.419 OPS.802
オールスター7度

右翼手:ウィルトン・ゲレーロ(ブラディミール・ゲレーロの兄)
678試合 打率.282 11本塁打 127打点 42盗塁
64四球 249三振 出塁率.308 長打率.369 OPS.677

代打:クリス・グウィン(トニー・グウィンの弟)
599試合 打率.261 17本塁打 118打点 2盗塁
71四球 171三振 出塁率.308 長打率.369 OPS.678

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