久大本線の木造駅舎です【木造駅舎コレクション】075

※2021年4月撮影

トップ画像は、久大本線南久留米駅。巨大なマンションをバックに1928年(昭和3年)の木造駅舎。21世紀初頭に約半分の大きさに改造されています。

久大本線は、起点が久留米駅、終点は大分駅の141.5km。久留米の「久」と大分の「大」で久大本線。全線非電化単線の地方交通線。この日は久留米駅から青春18きっぷで大分まで行きます。

まずは久留米駅から2つ目、駅間4.9kmの南久留米駅。駅の周囲は駐輪場と駐車場になっている様です。

※2021年4月撮影

こちら側は駐輪場。

※2021年4月撮影

久大本線は盛り土上、その土手下に駅舎があります。右上に線路。

※2021年4月撮影

駅舎出入口。そのままホームに上がる階段に繋がっています。

※2021年4月撮影

出入口の庇の下に「ダビデの星」があります。外側のラインだけなら六芒星ですが、イスラエル国旗にある様に正三角形が二つ組み合わされています。しかし、この場所に何故「ダビデの星」があるのかネットで調べた限り、諸説ありますが結論的には謎です。大隅横川駅にあったクラシックな電灯器具があります。電球型蛍光灯が点いている様に見えました。

※2021年4月撮影

建物財産標を見ると本屋が建てられたのは昭和3年11月、1928年です。横に「蟻」と書かれた札がまたまた不思議でした。駅舎に入ると待合室。そのままICカード簡易改札機の改札口があって真っ直ぐホームに上がる階段です。

※2021年4月撮影

出入口側。待合室は広くはありません。

※2021年4月撮影

無人駅ですが、窓口は残されており、すぐそばに乗車券販売機があります。眠たい(ピントの甘い)写真ですみません。利用者さんが横にいらっしゃったので邪魔にならないように慌てて撮ったのです。

※2021年4月撮影

近距離きっぷ運賃表で駅の位置を見ておきます。かなり広い範囲になっています。大分駅まで行った後は豊肥本線で熊本まで戻って来る予定です。

※2021年4月撮影

ホームに上がる階段側から駅舎。通路には屋根があります。

※2021年4月撮影

ホームに上がって駅舎。こちらにもバックにマンション。線路の奥は久留米駅方面です。

※2021年4月撮影

大分駅方面。小さな上屋とベンチがあります。

※2021年4月撮影

駅名標。

※2021年4月撮影

南久留米駅は、1928年(昭和3年)開業。業務委託駅でしたが、国鉄分割民営化でJR九州に受け継がれ、2020年に再度無人化されています。久留米の中心部ですがJR九州継承時には、久留米駅まで4.9kmも離れていたため2009年に久留米高校前駅が、それ以前の2000年には御井(みい)駅との間に久留米大学前駅が開業しています。

では下り列車に乗って次の木造駅舎に向かいます。

(写真・文/住田至朗)

※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道は感謝の気持ちを持って撮影しましょう。

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