子育て情報通知、相談も 小林市アプリ運用開始

小林市が運用する子育て情報アプリ「こすもす」

 アプリで子育て支援―。新型コロナウイルスへの感染リスクを抑えながら、妊娠や出産、子育てに関する情報入手や相談に役立ててもらおうと、小林市はスマートフォンアプリ「こすもす」の運用を始めた。
 東京都内の会社が提供する母子手帳アプリ「母子モ」を活用。乳幼児健診や予防接種のスケジュール管理ができるほか、出産支援金など市の助成事業や地元の子育て関連イベントの情報も受け取ることができる。
 またアプリを通して、オンラインで市の保健師や栄養士との相談も可能。子どもの様子を見せながら、専門家の助言が受けられる。写真や日記など子どもの成長の記録を家族と共有できる機能も備えている。
 市によると「母子モ」による子育て支援は、県内自治体で4例目。市健康推進課の日高智子課長は「コロナ禍の出産、子育ては孤立してしまいがち。安心して子育てを楽しむツールの一つとしてアプリを活用してほしい」と利用を呼び掛けている。

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