【新型コロナ】22日神奈川、4人死亡3408人感染 診療所や保育園などクラスター相次ぐ

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で22日、新たに10歳未満~90代の男女3408人の感染とともに、そのうちの1人を含む計4人の死亡が確認された。県内の1日当たりの新規感染者数は、過去最多となった21日(3412人)に次いで2番目に多かった。

 川崎市は、80代と70代の男性2人が死亡したと発表。80代男性は昨年11月下旬から持病で入院しており、今月18日の検査で陽性が判明した。70代男性は9日に発熱し、19日の検査で陽性と分かり入院していた。

 相模原市は、80代女性と60代男性の死亡を発表。80代女性はせきなどの症状で13日に救急搬送され、検査で陽性と判明し入院していた。60代男性は市内の高齢者施設の入所者で、発熱などで18日に市内の病院に救急搬送されたが、すでに心肺停止状態だったという。

 県内各地でクラスター(感染者集団)の発生が相次いでおり、横浜市内では二つの診療所と大学の運動部、有料老人ホーム1施設で新たに認定された。相模原市内では、緑区の保育園で新たに職員ら4人の陽性が判明し感染者は計24人になった。藤沢市内の認可保育所では職員1人、園児5人の計6人、横須賀市内のグループホームでは入所者4人、職員1人の計5人の陽性が判明。同市内ではクラスターが発生している教育保育施設3カ所で園児や職員1~5人の陽性が判明し、感染者は計19~37人となった。

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