DeNAドラ1小園健太、初ブルペン「力んだ」 前夜は盟友ロッテ松川とLINE

新人合同自主トレーニングで初めてブルペンで投球練習するドラフト1位の小園=横須賀市夏島町の2軍施設「DOCK」(球団提供)

 春季キャンプの1軍スタートが決まった横浜DeNAのドラフト1位、小園健太投手(18)=市和歌山高=が一歩ずつ階段を上がっている。新人合同自主トレーニング第4クール初日の22日、初めてブルペン入り。三浦監督らの前で捕手を立たせたまま直球を30球投じた。

 185センチの大型ルーキーは「マウンドの感触や軸足のバランスを意識しながら投げた。いろんな方が見ていたので若干力んだ」と苦笑。自主トレ期間中にも捕手を座らせる予定という。

 前日に1軍スタートの報告を受けた。球団の高卒新人投手では2000年の村西ら以来だった。

 「予想は全くしていなかった。ビックリした」と小園。その夜、市和歌山高の同期で1軍スタートが決まった松川(ロッテ)とも無料通信アプリ「LINE」で励まし合ったという。「お互い切磋琢磨(せっさたくま)して、2人とも1軍でプレーできるようになれたらいいな」

 エース今永や東京五輪代表の山崎らと過ごすキャンプにも興味津々。「マウンドでの気持ちや投球術を学べる機会。先輩に聞けるところはどんどん聞いて、たくさん吸収できたら」。英才教育の意味も理解している。

 見守った三浦監督は「力んでいたね」と言いながらも、「順調にメニューをこなし、迫力のあるボールを投げていた。入団会見の時と比べて環境にも慣れてきて、いい表情になってきた」と後継者の成長に目尻を下げた。

© 株式会社神奈川新聞社