長崎県高校新人ラグビー 長崎北陽台、長崎北 決勝進出

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【準決勝、長崎北陽台―長崎南山】前半30分、長崎北陽台のCTB中村が左中間にトライ(写真左)、【準決勝、島原工―長崎北】前半6分、長崎北のプロップ徳久が縦突破からゴールラインに迫る=県営放虎原ラグビー場

 ラグビーの県高校新人大会第3日は22日、長崎県大村市の県営放虎原ラグビー場で15人制の準決勝が行われ、長崎北陽台と長崎北が決勝に進んだ。両校は3月の全国選抜大会の予選となる全九州高校大会(2月19~23日・熊本)の出場権を得た。
 長崎北陽台-長崎南山は、序盤から長崎北陽台がFWの前に出る力を生かしながら猛攻。2分にCTB中村が先制トライ(ゴール)を決めると、その後もWTB嶋田、フッカー末次、WTB田中堅、FB亀川が次々にトライを奪い、前半だけで45-0として試合の大勢を決めた。長崎南山も後半23分に1トライを返したが、長崎北陽台が69-5で快勝した。
 島原工-長崎北は、長崎北が前半7分までにSO吉田の連続トライ(1ゴール)で12点を先行した。島原工も12分に敵陣深く攻め込み、FWがラックサイドを突きながら前進。最後はロック石橋がトライ(ゴール)を決めて5点差に詰めたが、その後は長崎北がプロップ徳久、ナンバー8川端の縦突破、FB本多のラインブレークなどからトライを重ね、粘る島原工を59-14で退けた。
 最終日は23日、同ラグビー場で長崎北陽台-長崎北の決勝を実施する。

◎長崎北陽台 体を張って11トライ 

 今冬の全国高校大会(花園)で8強入りした長崎北陽台が順当に決勝進出。持ち味のテンポの速い攻撃で長崎南山から11トライを奪った。主将のナンバー8白丸は「昨季のチームより力は落ちるかなと思っていたが、みんな結構力強かった。しっかりボールキャリーできていた」と手応えを口にした。
 FW陣は花園メンバーの白丸、フランカー亀井に加え、プロップ橋本、坂本ら昨季の控え選手が成長。接点で前に出て、序盤から試合の主導権を握った。バックスも木村、今崎のHB団を起点に果敢にワイドに展開。亀川、嶋田、田中堅のバックスリーが次々にインゴールに飛び込んだ。
 品川監督は「現段階としてはよく頑張っている。逃げるようなプレーはしていない。今の3年生が築き上げた文化が根付いている」と体を張り続けたチームを一定評価していた。

◎長崎北 悔しさ忘れずに成長 

 7年ぶりに決勝に進んだ長崎北。磨いてきた守備力、FB本多を軸にしたバックスの展開力を生かしてトライを重ねた。向井監督は「自分たちのミスからトライも取られたが、中盤のFWのディフェンスは前に出ていた」と選手たちの健闘をたたえた。
 2トライを先行した後の前半12分、ゴール前のFW攻撃を止められずに5点差に詰められたが、慌てなかった。接点勝負で前に出て流れを取り戻すと、その後はリズム良く攻めて7トライを追加。体重115キロのプロップ徳久の縦突破がチームを勢いづけていた。
 決勝の相手は昨年11月の全国高校大会(花園)県予選決勝で敗れた長崎北陽台。主将のCTB永田は「花園予選はあと一歩のところで負けた。その悔しさを忘れずに練習してきた。チーム力は上がってきているので、やってきたことを出し切りたい」と雪辱を誓っていた。