ホットマットは冬キャンの強い味方|1枚あればキャンプ・車中泊・ペットにも! さまざまな活用法を紹介

アウトドアライターの「かおる」です。先日、富士山の裾野でキャンプしてきました。昼間は暖かかったのですが、夜になると富士山方面から冷たい風が吹きおろしてきて、寒かった~。もちろん石油ストーブと焚き火で暖をとっていたのですが、一番暖かかったのはなんと『ホットマット』。手ごろなサイズで、どんな場所でも大活躍してくれる我が家の冬キャンプの必需品なんです。今回は『ホットマット』のおすすめとさまざまな活用法を紹介させていただきます。

ホットマットは匂いも危険も少ない暖房機器! 快適に冬キャンできるアイテム

筆者撮影

「冬キャンプの醍醐味は焚き火!」と言う方も多いでしょう。顔や体がポカポカして、炎を見ているだけで癒されますよね。

でも、焚き火をすると服や髪の毛が臭くなったり、火の粉が飛んで上着に穴が空いたりとデメリットも多く、「危険」と思う方もいらっしゃるでしょう。

今回おすすめする『ホットマット』なら、匂いも危険も少なく暖が取れますので、クリーンで快適な冬キャンプを楽しむことができます

また、普段ご家庭で使用するホットカーペットよりも小さめなものを選べば、さまざまなシーンで活用できておすすめです!

ホットマットを使うメリット

  • 匂いが出ない
  • 火を使わないため危険が少ない
  • さまざまな使い方ができる

ホットマットを使うデメリット

  • 電力が必要
  • 広範囲は暖められない

デメリットはあまり多くありませんが、ホットマットを使うには基本的に電力が必要です。電源サイトやバッテリーを持ち運ぶ必要があるので準備しておきましょう。

ちなみに筆者が使用しているホットマットは元々家庭用なので、100Vの電源が必要です。

筆者おすすめのホットマットは広電(KODEN)の電気マット『VWM-801PC』

筆者は、25%の省エネを実現した広電(KODEN)の電気マット『VWM-801PC』を使っています。

1日8時間30日使っても電気代は200円程度という家計に優しいホットマットで、キャンプでの電力消費を少なくしたい方にもおすすめですよ。

筆者撮影

消費電力は「50W」と書かれていますが、筆者が使用した際、実際に消費している電力は38Wほどでした。私のポータブルバッテリーで約40時間動く計算です。

また、さまざまなサイズから選べる『山善』のホットマットもおすすめです。

ホットマットのさまざまな活用法を紹介! イスにも足元にもペットにも使える

ここからは、寒い冬キャンプでもしっかりと暖めてくれる、ホットマットのさまざまな活用法について紹介します。

「なるほど」な使い方もできるのでぜひチェックしてくださいね。

使い方その① イスにホットマットを敷くとまるで露天風呂! 最高なひとときを

筆者撮影

私が愛用しているホットマットのサイズは、80センチ×40センチ。このサイズ感がとても良いのです。

キャンプチェアに敷けばお尻から背中まですっぽりと覆ってくれるので、全身ポカポカになります。

筆者撮影

この様にカバーをしてしまえば見えなくなりますし、暖かさも倍増。

お尻と背中が温かく、顔と手足が冷たいので、頭はシャキッとしながら体はヌクヌクで、まるで露天風呂に入っているようですごく気持ち良いんです

筆者撮影

我が家のワンコ達も、これが暖かいのがわかっているので、いつもイスの取り合いになってしまいます。

使い方その② ホットマットはワンコも喜ぶアイテム ペットとの冬キャンプも安心

我が家のワンコ達は、キャンプではコットの上で過ごします。と言うかコットから降りない様にしつけてあるのですが、人が寒ければワンコ達も寒い!

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そこで、この様にコットにホットマットを敷いてやると、ワンコはぬくぬくです。

筆者撮影

時には暑いこともあるようで、マットのない方にすぐ移動してしまうことも、、、、、

冬の寒いキャンプでは、ペット用のマットとしても使うことができます。

使い方その③ 車中泊のお供にも! キャンピングカーの中でも活躍するホットマット

筆者撮影

キャンピングカーの中でもホットマットは大活躍。イスの座面に敷いたり、

筆者撮影

足元に敷いたり、

筆者撮影

寝るときに敷いて背中を暖めてやると全身がぬくぬくになるんです。

時と場所にあわせてうまく使えば、厳しい冬キャンプの車中泊でも活躍してくれます。

使い方その④ ドローンのバッテリー保温にホットマットが使える!

冬キャンプでは手放せなくなっているホットマットですが、元々はドローンのバッテリーを温めるために購入したのです。

筆者撮影

最近使用する方が増えてきたドローンですが、バッテリーの温度管理は非常に重要です。バッテリーが冷えていると飛行時間が極端に短くなったり、バッテリーへのダメージを防ぐために内臓ヒーターで温度が上がるまでプロペラが回らないよう制御されたりしてしまいます。

筆者は仕事で大型のバッテリーを30本程使用しますので、80センチ×40センチのホットマットは非常に重宝しています。

もしもドローンをお持ちの方がいたら、ドローンのバッテリーを温めるために使用してみてはいかがでしょうか。

おまけ:もうひとつの優れもの「電気湯たんぽ」も冬キャンプのおすすめアイテム

イスやコット、床、布団に敷いたり、ドローンのバッテリーを包んだりして、色んな使い方ができるホットマットですが、弱点は、常に電源が必要なこと。電源がないとただの敷物です。

そこで、もうひとつ重宝している暖房機器を紹介します。

筆者撮影

それが、『電気湯たんぽ』です。

電気湯たんぽは、お湯を沸かして入れる元来のものではなく、電気を使って袋の中のゲル状の蓄熱液(塩化ナトリウム水溶液)を温めて使うもので、「湯たんぽ」と言うレトロな暖房器具と現代の技術が融合した素晴らしい商品。筆者は5年間愛用しています。

温めるためには電気が必要になりますが、一度温まると5時間位は暖かいので、常に電源が取れないときに重宝しています(もちろん、ドローンのバッテリーを温めるのにも重宝しています!)。

焚き火やストーブも良いですが、ホットマットと電気湯たんぽのダブル使いで、寒い冬キャンプをさらに快適に過ごすことができますよ。

▼湯たんぽの記事はこちらもチェック▼

ホットマットを1枚持っていれば寒い冬キャンプも安心! 上手に活用しよう

テントの中はもちろん、イスを露天風呂状態にしたり、車中泊で使ったり、バッテリーの暖めもできるホットマット。

1枚持っていれば利に活用できるのでおすすめですよ。この冬、ぜひ導入してみてください!

▼こちらの記事ではハピキャンおすすめのホットカーペットもご紹介しています!

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