糸魚川市民会館 秋川雅史コンサート 人数制限など各種対策 「まん延防止」適用後実施

 糸魚川市内を含む県内全域で21日から新型コロナウイルスに対する「まん延防止等重点措置」が適用される中、同市一の宮1の市民会館大ホールで23日、宝くじ文化公演「秋川雅史コンサート withスペシャルゲスト川井郁子」(同市、自治総合センター主催)が開かれた。従来からの運用、定員929人に対し観客450人で実施し、混乱はなかった。

 同公演はチケットが完売。購入者から同会館に事前確認の電話が入り、「中止にしないで」との要望もあった。当日はスタッフを増員し、入場口を2カ所設け対応。開場と開演の間を1時間とり、混雑を避けた。入場時に検温と手指消毒、記名確認を行った。

入場口を2カ所設けるなどして混雑を回避、検温と手指消毒、記名確認を実施した(23日午後1時すぎ、糸魚川市民会館)

 同市須沢の女性(79)は「(感染に)多少の心配はあるが、楽しみに待っていたので、やってくれて良かった」と喜んだ。

 同館では、今後も人気を集めそうな公演が続く。文化ホール係の榊正喜係長は「ガイドラインに沿い、万全な態勢で実施する。生のステージを楽しんでほしい」と話した。

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