【ベトナム】ドラゴンフルーツ価格急落、中国輸出停滞で[農水]

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新型コロナウイルス感染症対策として中国がベトナム国境の検疫を強化しているため、ベトナムからのドラゴンフルーツの輸出が停滞し、価格が急落している。農家や業界団体は深刻な事態だとして、政府に支援を求めている。ベトナム・ニュース(VNS)が18日伝えた。

中国とベトナムの国境には、税関の手続きを待つ農産物を積んだトラックが列を成しており、ベトナム当局が中国側の検疫の迅速化と国境付近の渋滞緩和に向けて対応を模索しているという。

中国への農産物の輸出が停滞していることに伴い、国内の農産物価格が急落している。オフシーズンに出荷するドラゴンフルーツは、1キログラム当たり7,000~1万ドン(約0.31~0.44米ドル、35~50円)が損益分岐点となるが、現在は1,000~2,000ドンで取引され、500ドンまで下がっている地域もあるという。

南部ロンアン省ドラゴンフルーツ協会のグエン・クオック・ティン会長は、テト(旧正月、2022年は2月1日が元日)まで収穫を続け、1キロ当たり1万5,000ドンで販売することが期待されていたと言及。中国への輸出が見通せない中で、同協会は、国内のスーパーマーケットチェーンやインドなど中国以外の国への販売促進を急ぐよう求めている。