福山会社役員殺害 内縁の妻に懲役18年を求刑

福山市で会社役員の男性を殺害し遺棄したなどとして殺人などの罪に問われている内縁の妻の裁判員裁判で、検察は懲役18年を求刑しました。

起訴状などによりますと福山美保被告(53)は2020年前田悟被告(52)と共謀し、内縁の夫若嶋真一さん(当時45歳)に睡眠薬を飲ませた上、首をロープで絞めて殺害するなどの罪に問われています。

裁判で検察側は「被告は事件において極めて重要な役割を担った。被害者からの仕打ちを考慮しても許される行為ではない」などとして福山被告に対し懲役18年を求刑。

一方、弁護側は「被告は被害者から日常的に苛烈な暴力や虐待を受けていた。実行者は被告人ではなく主犯格とはいえない」などとして懲役3年執行猶予5年が相当と主張しました。

判決は31日に言い渡されます。

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