〈新型コロナ〉感染対策で分散勤務 市施設活用して業務継続 糸魚川市役所

 糸魚川市役所は新型コロナウイルス感染防止対策として、市の各施設会議室などを利用した分散勤務や在宅勤務のテレワークを実施している。

新型コロナ感染対策で分散勤務をする糸魚川市役所。市民図書館和室を利用して仕事をする市民部職員(24日)

 市内で感染が急拡大したことを受けて12日から、業務継続の体制を維持するため本格的に始めた。各部署執務室内での感染や接触機会の低減を図るとともに、職員の感染や濃厚接触者となり、登庁できない場合に備える。

 24日現在、分散勤務の場所は市民図書館和室、市民総合体育館会議室、教育委員会相談室、能生生涯学習センター内ホール控室、青海事務所小会議室の5カ所。他にも各課所管施設の空きスペースを利用して自主的に分散勤務を進めている。

 分散、テレワーク勤務の職員は1日約40人で全体の1割程度。打ち合わせや連絡は電話や電子メールなどを使って非対面方式とし、使用するパソコンはセキュリティー対策、記録管理を徹底した上で庁内システムとつないだ遠隔操作で行われる。

 市総務課によると、これまでにパソコン接続の不具合などの報告があったが、特段支障はないという。「リモートワークをやらざるを得ない状況にきている。普段の机を離れて仕事をするのはやりにくい面もあるかと思うが、業務継続のため」と話している。

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