神戸市ら、新型モビリティ活用の実証実験実施 ウォーカブルなまちの実現へ

神戸市、関西電力株式会社(以下、関西電力)およびゲキダンイイノ合同会社(以下、ゲキダンイイノ)は、神戸三宮『えき≈まち空間』における新型モビリティ活用実証実験を実施する。1月21日付のプレスリリースで明かした。

神戸市では、三宮周辺地区の『再整備基本構想』(2015年9月)、および神戸三宮『えき≈まち空間』基本計画(2018年9月)の実現を目指している。三宮クロススクエア等の人と公共交通優先の空間の創出や乗り換えの円滑化、回遊性の向上や都心部のにぎわい創出等に向け、三宮周辺地区の再整備を推進している。その一環として、まちの回遊性の向上や滞在機能を強化させるため、歩行者と共存する新たなモビリティの導入やモビリティスポットの実現を目指している。

神戸市、関西電力、ゲキダンイイノは、2021年11月に神戸三宮『えき≈まち空間』モビリティ活用検討協議会を立ち上げ、ウォーカブルなまちの実現に向けた検討を進めている。今回の実証実験を、都心三宮でのモビリティ活用のスタートラインとして、将来的な導入に向けて継続的に検討を進めるという。

具体的には、株式会社テムザックの開発した低速小型モビリティ「RODEM」の歩道内走行、およびモビリティスポットの設置を検証する。同事業は、国土交通省「道路に関する新たな取り組み現地実証実験」の採択事業だ。2月2日から11日まで三宮中央通りで実施する。また、ゲキダンイイノの開発した新型自動走行モビリティ「iino type-S712」の走行検証を行う。こちらは、2月2日から3日まで実施する予定だ。なお、同実証実験では、モビリティを試乗体験する人を募集している。

(出典:関西電力 Webサイトより)

© 株式会社自動車新聞社