魅力ある街へ 活水女子大生、3市町職員にプラン提案

若い女性に魅力のあるまちづくりのプランを提言する大村市チーム=長崎市東山手町、活水女子大

 長崎市の活水女子大3年生25人がチーム別に、大村市と長崎市、東彼東彼杵町を活性化するプランをまとめ、18日、「自治体対決!若い女性に魅力のあるまちづくり」と題して各市町の職員に提案した。
 25人は国際文化学部日本文化学科。地域課題の解決や地域振興に貢献できる人材育成を目指す「地域マネジメント論」の授業の一環で初めて取り組んだ。昨年9月からフィールドワークなどを通じ各市町が抱える課題を研究。若い女性の視点でプランを練った。
 大村市チーム(7人)は「日常から非日常へ」をテーマに、同市のアーケードの空き店舗を利用したお化け屋敷イベントの開催と、「聖地巡礼~パワースポット巡り」と銘打ち2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」のロケ地となった寺島などを巡り、神社や寺の御朱印を集める案を発表した。
 同市地方創生課の福江都志課長は「お化け屋敷は、夏越まつりにテストケースとしてやれそう。私たち行政では考えない面白い提案」と評価した。発表者の一人、永吉真実さん(21)は「古里の大村市は学生が遊べる所が少なく、自分が楽しめるイベントを考えた。プレゼンは緊張したが、行政の方に評価してもらい、とてもうれしい」と満足そうに話した。
 東彼杵町チームのプランは「仮装で人生ゲーム」。町内の店などをすごろく型ボードゲームのますに見立てたまち歩きイベントだ。長崎市の2チームは、若者が利用しやすいコワーキングスペースの設置や、商店街をイルミネーションで彩ることなどを提案した。


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