ライトノベルの歴史を、黎明期から現在までをまとめ上げた書籍『ライトノベルの新潮流』が大好評発売中!

スタンダーズ株式会社は、 石井ぜんじ(元ゲーメスト編集長)らによるライトノベルの歴史、 作品史の解説本『ライトノベルの新潮流』を、 2021年12月24日に全国書店およびインターネットサイトで発売し、 大好評発売中。352ページの大ボリュームで5章に分けてライトノベル界の動きを解説。

●時代に合わせてその姿を変えていった「ライトノベル」

ライトノベルは、 青春、 ファンタジー、 SF、 ホラー、 ミステリなど、 多くの娯楽要素が混在した小説。 また、 社会や経済の流れにも非常に影響を受けており、 小説の内容はもちろん、 判型や刊行形態もそのつど変化してきました。 メディアミックスやキャラクタービジネスとも相性がよく、 爆発ヒットしたビッグタイトル(IP)もたくさん存在している。 一言で「ライトノベルとはなにか?」という質問に答えるのは非常に難しいことである、 といえるだろう。

●本書が伝えたかったことはなにか?

本書の序盤では、 1990年の「ライトノベル」という名称の発生と、 そこに至るまでの青少年向け娯楽小説の流れを追っている。 続いて、 出版社やレーベルがライトノベルを巡って大きく動き出していく中、 時代の変化と切り離せないさまざまな事象が発生し、 ライトノベルのあり方が少しずつ変わっていった流れを解説。このように「時代背景や流行」と「ライトノベル作品」の関係を深く検証し、 その立ち位置が浮かび上がることを目標とした。 それによって単なる人気作品の紹介だけでなく、 その作品が登場する必然性やほかの作品に与えた影響などを理解できる、 ほかにはないライトノベル研究書になっている。

巻頭のカラーページでは、 「ライトノベル」という言葉の発生以前から、 ライトノベルの登場、 さまざまな出来事との関連を図で解説。 ライトノベルがいかに複雑に多くのブームと影響しあっていたかが一目瞭然。

著者情報

石井ぜんじ (いしい・ぜんじ)

1986年~1999年に発行されていたアーケードゲーム専門誌『ゲーメスト』元編集長。 現在はゲーム系を中心に、 ライターとして活躍中。 著書として『石井ぜんじを右に!』(ホビージャパン)、 『ゲームセンタークロニクル』(standards)などがある。

太田祥暉 (おおた・さき)

1996年、 静岡県生まれ。 編集者・ライター。 編集プロダクション・タルカス所属。 アニメやライトノベル、 特撮を中心に執筆活動を行う。 主な構成書籍に『石浜真史アニメーションワークス』(インプレス)など。

松浦恵介 (まつうら・けいすけ)

1980年、 広島県生まれ。 ゲーム雑誌の編集者などを経て、 現在はフリー編集者/ライター。 ゲーム関連書籍やライトノベルなどの編集、 ゲームの開発協力などに携わっている。 最近の関心はアジアの漫画やネット小説。

© 有限会社ルーフトップ