ザ・ウィークエンド、Spotifyの月間リスナー数が8,600万人を突破し、世界1位に

The Weeknd - Photo: Brian Ziff

ザ・ウィークエンド(The Weeknd)のSpotify月間リスナー数が8,600万人を突破し、世界ランキング1位になった。

この偉業は、2020年の『After Hours』に続き、今年1月7日にリリースされた5枚目の最新スタジオ・アルバム『Dawn FM』の反響を受けて実現したもので、同アルバムはグローバルとアメリカのSpotifyアルバム・チャートで首位を獲得した他、米ビルボードのグローバル・チャートでは、男性ソロ・アーティストとしては史上最多となる24曲をチャートインさせるという新記録を樹立した。

また、ザ・ウィークエンドのこれまでのヒット曲を網羅したコンピレーション・アルバム『The Highlights』も最新の全米アルバム・チャートで6位を記録しており、最新作『Dawn FM』と並び2作のアルバムが同時全米TOP10入りを果たす快挙を達成している。

フィジカル商品が発売されていないにもかかわらず、世界各国のチャートを席巻している『Dawn FM』は、アメリカを含む世界125カ国のApple Musicアルバム・チャートで1位に輝き、アメリカとグローバルのSpotifyアルバム・チャートでも首位を獲得。アルバムの累計ストリーミング再生数は、現在までに5億回を超えている。さらに、今作からのシングル「Sacrifice」もアメリカとグローバルのSpotifyソング・チャートで初登場1位を獲得し、130カ国以上のApple Musicソング・チャートにチャートインしている。

同アルバムは、ザ・ウィークエンドのこれまでの作品の中でもとりわけ高い評価を獲得しており、評価のレビュー収集サイト“Metacritic”では、自己最高得点となる批評家89点/ユーザー92点を獲得。また米Varietyは、「“After Hours”はリリースから2年近くもの間、気の遠くなるようなパンデミックの別の局面のおいても人々の心と共鳴し、おそらくザ・ウィークエンドのこれまでの最高傑作であり、最も完成度の高いアルバムである“Dawn FM”もまた、ファンを支えていく作品となるだろう」とベタ褒め。

今作に“5つ星中4つ星”をつけたローリング・ストーン誌が、「ザ・ウィークエンドは、最も魅力的な音楽を煉獄の門に注ごうという内なる野望に焦点を当てている」と評すれば、ニューヨーク・タイムズ紙は「洗練された力強い作品」と評価し、辛口で知られるピッチフォークも珍しく“10点満点中8点”のレビューで、「エイベル・テスファイ(ザ・ウィークエンドの本名)の5作目のアルバムは、彼のキャリアの中で最も思慮深く、メロディックで、明快なプロジェクトである」と称賛を贈っている他、エスクァイアは、「2022年ぶっちぎりのアルバム」と最も簡潔に絶賛している。

Written By Will Schube

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ザ・ウィークエンド『dawn FM』
2022年1月7日発売

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