演技バトルが話題になりそうな池松壮亮の主演作

俳優の池松壮亮が23日、都内で行われた主演映画「ちょっと思い出しただけ」(松居大悟監督、2月11日公開)の東京プレミア上映会に4人組バンド「クリープハイプ」の尾崎世界観、女優の伊藤沙莉らと出席し各メディアが報じた。

主題歌でもある同バンドの楽曲「ナイトオンザプラネット」を聞いた松居監督が長編映画化を決意。物語は照明スタッフ(池松)とタクシードライバー(伊藤)が別れてしまった後から始まり、時が巻き戻されていく日々が描かれる。

記事によると、池松は、尾崎や松居監督とは10年来の仲というだけに、「自分の青春と言っても過言ではない人たちとまた再会して、青春に決着をつけながらも新しいものを生み出そうという気持ちでした」と力作であることをアピール。

また、自身と同じように演技派として頭角を現した伊藤とは初共演。池松は伊藤から“「妖精」と自己紹介されたと明かし、「なんて返していいか分からなかった」と苦笑。伊藤は、「占い師さんに『あなたは人間ではない。妖精です』と言われ、響きとしてかわいかったから。別に不思議ちゃんでいたいつもりはない」と釈明した。

「日本映画界でも池松と伊藤の共演はかなり注目されている。お互いのプライドをかけた演技バトルが繰り広げられているのが作品の最大の見どころであり、互いの引き出しを探り出している。公開後は話題になるのでは」(映画ライター)

池松は、来年公開の「ヱヴァンゲリヲン」シリーズで知られる庵野秀明氏が監督・脚本の国民的人気シリーズである「仮面ライダー」の50周年企画作品「シン・仮面ライダー」で主人公の本郷猛/仮面ライダーを演じるだけに、来年は華やかな1年になりそうだ。

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