内藤剛志主演の人気シリーズ「警視庁強行犯係 樋口顕」新作SPが決定!

テレビ東京系では2月7日に、内藤剛志主演の月曜プレミア8「今野敏サスペンス 憐情 警視庁強行犯係 樋口顕」(午後8:00)を放送。11作目となる大人気シリーズの新作が、スペシャルドラマとして帰ってくる。

同作は警察小説の名手・今野敏氏の小説を原作とし、本格ミステリーをドラマ化した同シリーズは、15年以上にわたりスペシャルドラマとして10作がオンエアされ、昨年1月には「金曜8時のドラマ」枠で初の連続ドラマとして放送された。

これまで同様、主人公である警視庁捜査一課強行犯係の警部・樋口顕を内藤、樋口の盟友にして最大の理解者である警視庁刑事部捜査二課選挙係の警部・氏家譲役に佐野史郎、強行犯第三係を見守る管理官・天童隆一役に榎木孝明、ジャーナリストとしての情熱を持った新聞記者・遠藤貴子役に矢田亜希子、そして、樋口を支える頼もしい部下であり天童管理官の遠縁の菊池和馬役に佐野岳、同じく部下の藤本由美役に片山萌美、中田裕之役に小松利昌が配されている。

さらに、今回のゲストキャストとして、天童と訳ありげな関係の女性・岩井美月に石野真子、技能実習生の法令違反問題に関わる労働基準監督官・徳永淳に津田寛治、技能実習生を支援する正義感の強い弁護士・羽澄京子に松井愛莉が扮(ふん)する。

工場社長の小菅(黄川田雅哉)が帰宅中、何者かに殺害され、その現場にはバッグチャームが残されていた。強行犯係の樋口らが彼の自宅を調べると、A、Y、M、Sという英字が書かれた預金通帳を発見。遺留品のチャームは岩井誠二(中田圭祐)が特注したものだと判明する。しかし、誠二は5年前強盗致死事件を起こし、自殺していた。誠二の母・美月は天童管理官の古い知人で、樋口は美月のもとに向かう。

今回の新作について、数々の刑事役を務めてきた“刑事ドラマのスペシャリスト”内藤は、「冷静沈着で温厚な天童管理官。彼の『大学時代の淡い恋』が現在起きている事件に不穏な影を落とします。氏家、樋口そして樋口班のメンバーは天童さんを助けることができるのかが、今回の見どころです。榎木孝明と僕の2人きりの場面がいくつかあります。太陽がギラつく屋上、曇天の早朝。事件捜査だけではなく、上司・部下という立場を越え人間と人間の感情がぶつかり合う面白いシーンになったと思っています。誰もいない刑事部屋、珍しく本音を語り合う佐野史郎との2人きりのシーンもぜひ期待していただきたいと思います」と力を込める。

続けて、「天童、氏家、樋口がそろうおなじみのラストシーンでは『監督、自分のゼリフちょっとこういうふうにやってみたいんですけど』と榎木から提案があり、そして台本にあるセリフに1行だけ彼が付け足し、最高のシーンになりました。たった一言で天童の、いや『僕たちの気分』を表しました」と明かし、「『人の苦しみ、痛みへの深い理解と同情』が今回のテーマです。『相手の気持ちになってみる、相手の立場を想像してみる』はとても大切なことではないでしょうか。犯人探しを楽しんでいただきながら、少しそんなことを考えてくださる『きっかけ』になったなら、とても僕たちはうれしいです」と期待を寄せた。

多彩なゲストキャストに関しては、「石野真子さん、津田寛治さんをはじめとする素晴らしいゲストの方々と楽しい時間を過ごしました。『警視庁強行犯係 樋口顕』は事件解決を目指す刑事ドラマであるとともに『明日を信じる』がもう一つのテーマです。ゲストの皆様の誠実でパワフルな演技で、もう一つのテーマもうまくいったような気がします。ぜひご覧いただいて、楽しい時間を過ごしていただきたいと思います」と語り、今作のテーマにも触れた。

樋口が信頼を寄せる氏家役の佐野は「私事ですが、昨年は病に倒れて入院、当初は退院後、撮影現場に臨めるかどうかさえ分からずにおりましたが、こうして現場に復帰することができました。その喜びを抑えることなく、事件解決に奔走しております。この先の道のりも決してたやすいものではないかもしれませんが、まずは、この作品に魂を込めて次なるステップへ!と思っております。そして今回の見どころは、なんといっても天童さんの秘められたラブストーリー。ドキドキが止まりません!! 実生活もかくや!?と思わせるほどのリアリティーです。回を重ねるごとに深まってきている、樋口を中心としたチームワークと友情を、視聴者の皆さんと共に過ごすことができればと、願っております」と率直な心境を明かした。

天童役の榎木は「長年シリーズとして愛していただいているおかげで、出演者が阿吽(あうん)の呼吸でのやりとりができるようになり、そのチームワークのよさが、ドラマに遺憾なく発揮されていると思います。そして今回初めて天童の過去の恋人の話が出てきます。一見堅物の管理官が、今まで見せたことのない人間的な側面が垣間見られるところだと思います。何もない大きな広場での樋口と天童とのやりとりは、友情と信頼が交じり合う一番の見どころです。若者中心のドラマが主流の今、私たち熟年組の存在感がドラマの厚みを増していると自負しています。視聴者の皆さまには、そんな安定感を感じるドラマをお届けしたいと思います。同時にいつも新鮮な気持ちも忘れないように心掛けています。今作も骨太な刑事ドラマになっていますので、どうぞご期待ください」と作品に込めた思いと魅力をアピールしている。

なお、本作放送前日の2月6日には「今野敏サスペンス 呪縛 警視庁強行犯係 樋口顕」(午後2:00。関東ローカル)が再放送される。

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