J. バルヴィン、“メンタルヘルス”をテーマにしたドキュメンタリー番組に出演

Photo: Edward Berthelot/Getty Images

南米コロンビア出身のアーティスト、J.バルヴィン(J Balvin)が、米動画配信サービス“Peacock”内の、米スペイン語TV局テレムンドによるコンテンツ・ブランドTplusでスタートするメンタルヘルスをテーマにした新ドキュメンタリー番組に案内役として出演することが明らかになった。

『Gente Sana』(直訳すると「健康な人々」)と題された同番組の中で、J.バルヴィンは、メンタルヘルスの問題を克服するために自身がくぐり抜けた葛藤や経験を共有する他、親しい友人たちの人生にも踏み込み、彼の周りの人々がどのように困難を乗り越え、幸せであり続けているのかを紹介する。

6つエピソードからなる同番組は、Exile Content StudioとNBC News Studiosによって共同製作され、NBCユニバーサルが運営する動画配信サービス“Peacock”内の“Tplus”で視聴できるようになる予定だが、現在のところ配信開始日などは確定していない。

『Gente Sana』は、J.バルヴィンにとって、昨年公開された自身のドキュメンタリー映画『J・バルヴィン ~メデジンから来た男~』に続く出演作となる。この映画は、2019年に母国コロンビアで開催した彼の人生において最も重要なコンサートに挑むまでの1週間を追った記録となっており、それまでに得た名声の裏側で、不安障害やうつ病といったメンタルヘルス問題と葛藤する彼の姿も垣間見ることができる。

2021年12月には、これまでで最もパーソナルな作品として高い評価を得ている6作目のスタジオ・アルバム『JOSE』のデラックス・エディションをリリースし、米ビルボードのラテン・アルバムとラテン・リズム・アルバムの両チャートで1位を獲得した他、全米アルバム総合チャートでも12位を記録している。

アルバム『JOSE』には、「UN DÍA (ONE DAY)」でのデュア・リパ、バッド・バニー、タイニーをはじめ、「In Da Getto」でのスクリレックス、「Poblado – Remix」でのカロルGなど、多くの豪華アーティストとのコラボレーションを実現させた作品で、デラックス・エディションには、クリス・ロレンツォ、マルティネス・ブラザーズ、ヘンリー・フォンによる「In Da Getto」の3つリミックスがボーナス・トラックとして収録されている。

J.バルヴィンは、今年4月からこの新作を記念したアリーナ・ツアーを北米各地で開催し、同ツアーは5月28日のトロント公演で幕を閉じる予定だ。

Written By Rhian Daly

© ユニバーサル ミュージック合同会社