復帰直前の沖縄〈50年前きょうの1面〉1月26日「大田氏が有力に?/自民知事候補」―琉球新報アーカイブから―

 1972年5月15日に沖縄が日本に復帰してから今年で50年。27年間のアメリカ施政権下から脱して「祖国」の日本に戻るカウントダウンが進む中、本土との格差是正、自衛隊配備や米軍基地の取り扱い、ドル―円の通貨切り替え問題、初の知事選など、大きな歴史のうねりに翻弄される島の住民は山積する課題に直面する、そんな時代だった。復帰した後の沖縄の発展を展望しつつも、さまざまな制度変更にさらされる行政と政治。琉球新報の紙面もその歴史の一日一日を刻んでいった。
 
 
 1972年1月26日の琉球新報1面トップは、国会開会前に荒船衆院副議長の発言を巡り「荒船衆院副議長が辞任―放言問題で責任とる―」を掲載している。
 県知事選の候補者選考の動きとして「大田氏が有力に?/きょう自民党選対/知事候補なお混とん」の見出しで、大田政作県連会長の擁立を巡る動向などに触れている。
 
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 琉球新報デジタルは沖縄の日本復帰から50年となる2022年1月から、1972年5月15日の日本復帰に向かう沖縄の様子を日々伝える当時の琉球新報紙面を、琉球新報アーカイブから転載して紹介していきます。

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