地方の生活コストは本当に安いのか? - FPが地方に移り住んで感じたこと 第98回 リモートワーク等を活用して地方暮らしを実現するには?

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2022年のお正月ゆっくりと過ごしたことも忘れてしまうくらいに、現在は事業計画づくりや、確定申告の準備、または新しい環境での新生活準備など、心身ともにフル回転している方も多いのではないでしょうか。

企業では、リモートワーク等の環境が整ってきているので、社内オンライン会議のみならず、会計や経理データの処理や、重要な資料の承認等もオンラインで行っている企業も増えているようです。

また、個人では、所得税の確定申告書を手渡しするために税務署に足を運んでいた人も、外出しないで申告ができるe-Taxに切り替えたり、新しい地域で暮らす予定の人は、遠い地域の賃貸物件をオンラインで内見したりもできるので、「オンラインでできること」は、仕事でもプライベートでも広がりつつあります。

そうなると、家賃の高い都心部で暮らしている人の中には、「地方で暮らしたい」と望む人もいらっしゃるでしょう。リーズナブルな家賃、自然豊かな環境、仕事のしやすい大きめな部屋など求めることは様々でしょうが、望んではいるものの、現在の仕事を続けながらどうやって地方暮らしを実現すればいいのかわからない、そもそも地方暮らしができるのか不安だという人も多いようです。

そこで、今回は、ホテル等を活用して、地方暮らしの体験ができる情報をお伝えしていきます。

ホテルを活用

【1】Otell(オーテル)「1週間のホテルワーク」

快適な環境で仕事をしながらホテル滞在ができる1週間単位の宿泊検索サイトです。

◆平日4泊5日21,780円・27,280円・27,280円の3種類の価格設定

◆基本的には月曜日から金曜日の4泊5日単位の利用
ただし、一部のホテルでは土曜日または日曜日を追加して予約することもできる。

◆仕事環境が整っている宿泊施設のみを掲載している。
掲載している全ての部屋に、「個室あり、Wi-fi(速度25Mbps以上)や電源完備、デスクや椅子完備」の条件を揃えている。

◆また、一部のホテルでは、さらに快適な仕事環境を提供できるように追加で下記の条件を満たすホテルとして別枠で掲載している。
・机のサイズ:幅77cm×奥行65cm以上
・椅子:背もたれ付き・クッション付きのビジネスチェア
・モニター:貸し出しあり
・デスクライト:昼白色のライトを完備

Otell(オーテル)「1週間のホテルワーク」

ビジネスホテルで長時間仕事したことがある人には、上記の条件がどれだけ大切なのかご理解いただけると思います。私もビジネスホテルで資料作成等の仕事をしたことがありますが、部屋全体の照明だけでは仕事するには暗すぎてしまい、パソコンの明かりのみで仕事すると眼球疲労でぐったりしてしまったこともあります。椅子も、通常の椅子よりも、背もたれとクッションが付いたビジネスチェアですと腰痛も回避できそうですね。

【2】Good room(グッドルーム)「ひと月単位のサブスク賃貸」

Good room(グッドルーム)のhotel pass(ホテルパス)とは、ホテル等に1ヵ月単位で長期滞在できるサブスクサービスです。

◆初回登録料:9,800円

◆基本料(月額):69,800円+宿泊ホテルにより1日あたりの追加料金あり。

◆水道光熱費:1日につき300円(例:30日間宿泊の場合300円×30日=9,000円)

◆2週間に1回は無料で清掃が入る。なお、ホテルによっては無料の清掃頻度が異なる場合がある。追加希望の場合は別途1回につき2,500円程度かかる。

◆翌月以降は自動更新のため、同じ施設に継続して宿泊する場合は連絡不要。別の施設に移動する場合は、前月15日までに連絡が必要。

◆全国600以上のホテル等を利用できる。
1ヵ月以上滞在し、じっくりとその地域で暮らすことによって見えてくるものもあるでしょう。納得した上で、その地域で住宅を購入するという選択肢もあると思います。

Good room(グッドルーム)「ひと月単位のサブスク賃貸」

【1】【2】どちらのサービスも短期滞在ではないため、その地域を知る上でまずはホテル滞在をしてみて、仕事の合間にスーパーマーケット、コンビニエンスストアや市役所等の自治体施設などに立ち寄ったり、地元の不動産業者に聞いて住宅相場情報を収集したり、自分がそこで生活することをイメージしながら足を運んでみるとよいでしょう。

高鷲佐織

たかわしさおり