「雲仙観光局」設立 市内観光団体を一本化

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雲仙観光局の設立を宣言する山下代表理事(中央)=雲仙市愛野町、愛の夢未来センター

 長崎県雲仙市の観光団体を一本化し、持続可能な観光地経営に取り組む民間団体「雲仙観光局」が25日設立され、同市内で総会が開かれた。2月に一般社団法人化し、年内に観光庁のDMO(観光地域づくり法人)登録に向けた準備手続きに入る。
 同観光局は市内観光関係者が昨年3月、市の後押しで設立準備委を立ち上げ、組織づくりを進めてきた。同観光局の設立を見据えて昨年3月に解散した小浜温泉観光協会と、今年3月に解散する予定の雲仙温泉観光協会の両会員らが同観光局に加入し、4月に本格始動する。
 会員数は25日現在で20人。今後、市内全域の事業者に加入を呼び掛け、初年度は200人が目標。
 同市は観光、農業が基幹産業。温泉街、雲仙岳の風景、雲仙岳の裾野で生産される農畜産物、橘湾と有明海の幸などの観光資源に富むが、観光客数は2015年から減少が続いている。
 こうした状況打開のため同観光局は、観光で稼いで投資し、雇用や新事業が生まれる持続可能な観光地域づくりを目指す。具体的には市全体の観光ブランディング、マーケティング、資源の磨き上げを推進。農漁業と連携した旅行商品やプログラムづくり、廃校舎などの施設活用などにも取り組む。
 総会で小浜温泉街の旅館ゆのか代表、山下浩一氏(61)が代表理事に選出され「雲仙の魅力をかけ合わせて総力戦で取り組む。私たちの本気を見てください」と、力強く設立を宣言した。