木幡竜 体脂肪率3パーセント 闘いに取りつかれた元ボクサーに 「生きててよかった」公開決定

木幡竜主演の映画「生きててよかった」が、5月13日より劇場公開されることが決まった。

木幡竜は、プロボクサーの経歴を持つ俳優。サラリーマンを経て一念発起をして俳優を志すもなかなか芽が出ず、不遇の時代を過ごした。だが、オーディションで出演を勝ち取った中国映画「南京!南京!」をきっかけに、単身中国へ。中国語を学びながら、「レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳」など、中国を拠点にさまざまな映画やドラマに出演した。日本では「サムライマラソン」で長谷川博己の敵役を熱演したほか、ドラマ「アバランチ」では、綾野剛演じる主人公の“最狂の敵”を演じた。

「生きててよかった」で木幡が演じるのは、年齢と体の限界を超えてもなお、闘い続けることにしか生きる価値を見い出せない元ボクサーの主人公・創太役。ドクターストップによって強制的に引退を迫られたボクサーの楠木創太は、闘いへの未練と執着を捨てきれない中、恋人との結婚を機にボクシングを諦め、新しい生活を始める。仕事に就くものの不器用で何をやってもうまくいかず、社会になじめない苦しい日々を過ごす。そんなある日、創太のファンを名乗る謎の男から大金を賭けて戦う地下格闘技へのオファーを受ける。もう一度闘えることで、木幡の中で忘れかけた興奮がよみがえる。

木幡は、中国のトップクラスの俳優たちと渡り合った経歴を武器に、過酷な減量とトレーニングを重ねて体脂肪率3パーセントまでしぼり上げた鋼のような肉体で、ボクシングと総合格闘技を融合させた本格アクションを見せる。監督・脚本は、「くそガキの告白」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞ほか四冠を獲得した鈴木太一が務める。

木幡竜、鈴木太一監督のコメントは以下の通り。

【キャスト】

■主演:木幡竜
この映画はいろんな意味で僕自身の人生が詰まったものになったと思います。このような役を頂けたことに感謝し、全身全霊でやりとげました。スポーツ選手は全員が引退を経験します。引退したボクサーは次に何をやればいいのか分からず、さまよう人間も少なくありません。本当の幸せとは何なのか。リングでしか生きられない武骨な男と、そんな男を見守り続けた女の強さに刮目ください!

■監督・脚本:鈴木太一
リングの中でしか生きられない人間がいる。木幡竜さんにそのような人間の話を聞いたのはもう6年以上も前のことです。そこから脚本を書き始め、ついに映画が完成し公開できることをとても嬉しく思います。
早くこの映画を創りたい!と切に切に願った6年以上の年月を、僕も木幡さんもジリジリと過ごし、その思いを一気に吐き出しました。まだまだ未熟者の二人でしたが、多くの熟練者の方々に支えていただき、ここまで辿り着きました。
しんどいことも多い世の中、思うようには生きられない、それでも最後は生きててよかったと笑いたい、そんなことを、今、思います。よろしくお願いいたします。

【作品情報】
生きててよかった
2022年5月13日(金)新宿武蔵野館ほか全国公開
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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