米軍の機関紙が「独島は紛争中の島」と規定 「せっかくの領土が紛争地になってしまった...」韓国ネット民

米国国防総省の機関誌である「星条旗新聞」(Stars&Stripes)は24日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領から贈られた「独島絵」入りのギフトを駐韓日本大使館が返送した事件について報じ、独島(※竹島)を「紛争島嶼」と表現した。これに対し韓国紙は不快な目を向けている。

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星条旗新聞は24日(現地時間)「日本が紛争島嶼の絵を盛り込んだ韓国の旧正月ギフトを拒否した」というタイトル記事を掲載した。同記事は独島を「紛争中の島(disputed islands)」と説明し、韓国では独島、日本では竹島と呼ぶと伝えた。

続けて、今回の事件の発端、日本大使館及び日本政府の反応、独島に対する両国の立場について説明した。同説明文は独島をめぐる問題を「中立的」に扱っており、日韓両国の言い分を五分五分で載せているが、このことに韓国のノーカット新聞が噛みついた。

同紙は、星条旗新聞が、韓国に関しては独島を実行支配している点などを紹介する反面、日本側の言い分に関しては「韓国が竹島を占領した」ことや、日本の領有権主張の内容のなかに「日本が第二次世界大戦で降伏した後、主要島々と竹島を含む数百の小さな島々に対する統治中断を命じた1946年米軍メモが含まれている」ことを取り上げていることなどを指摘し、「星条旗新聞は韓国の立場を説明する二段落の文では歴史的地理的根拠を省略した反面、日本の主張だけに米軍のメモなど《根拠》を入れたのはその意図が不純に見える」と報じている。

独島の問題をめぐって米国務省はこれまで立場を示しておらず、独島でも竹島でもない、中立的な名称として「リアンクール岩礁」を用いている。

同紙は「星条旗新聞の独島関連の文章は国務省の立場とは決して異なる」と伝えた。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「国際社会は力によって支配される。力がなければやられる。力を育もう。核も持とう」

「米国が日本に偏向しているようにみえる…方法は我が国が力を持つ以外にない…核開発もし、大企業ももっと育て、世界経済を掌握しなければ」

「日本を刺激したら我々が不利になると言ったじゃないか。日本はここぞとばかり海外メディアに触れ回り紛争地域課すると…」

「対馬をもう一度取ろう」

「日本を紛争地域にしてしまえ」

「外交をちゃんとやれよ。外交が下手だから、せっかくの領土が紛争地になってしまった」

「米民主党は日本のスポークスマンのようだ」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。

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