日本代表の柱、遠藤航。彼が思う「システム論」がおもしろい

27日に中国代表とのワールドカップ予選を控えている日本代表。今回はホームでの2連戦ということで勝利が求められるスケジュールとなっている。

さらに国外組の選手たちは先週末に試合を終えたばかりで、中国戦の直前での合流。非常に厳しいスケジュールの中で戦うことになった。

【動画】4-3-3で挑み勝利を収めたオーストラリア戦

注目されているのは、今回の日本代表がどのようなシステムで臨むのかということ。オーストラリア戦からは4-3-3を使って結果も出ているが、メンバーも代わったことでどのような選択がされるのか。

中盤の中心的な役割を担っている遠藤航は以下のように話し、システムについては「今のサッカーには必要ないかもしれない」と感想を述べていた。

遠藤航

「個人的には、今のサッカーってそもそも『システムが必要なのかな』と思ったりもします。

それは最初の配置で、では4-4-2だ、4-2-3-1だ、4-1-4-1と言われても蓋を開けたら2ボランチ気味だとか…。

特にそのシステムで選手がスタートしているわけではなく、動きの中でそのように見えているだけという可能性もありますし。4-1-4-1でも自分がアンカーとしてやれば3枚の形でも簡単にプレーできますし。

最初のシステムというのはある程度設定されていますけど、状況に応じて3ボランチになったり、2ボランチになったり、90分の中でどんどん変えていくチームが、これから強くなっていくと思います。

そういうことを勝手に選手が判断をしながらやって、それを監督が許容しているようなオプションがたくさんある。そのようなチームが強い存在になっていく感覚がありますね」

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