お造りに炭焼き、魚の味わい方は無限大!お魚愛が詰まった「いぶし吟ふじや」

 毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店を数珠つなぎで紹介していきます。

※この記事は1月24日(月)に放送された内容です。

今回ご紹介するお店は、近鉄大和八木駅から歩いて5分、橿原文化会館のすぐ近くにオープンして3年の「いぶし吟ふじや」。

「いぶしぎん」という渋いお名前について聞いてみました。

店主・藤本直希さん

「渋い言葉の意味も好きですし、炭のいぶしの効果というのもあるので、そこからもつけています。」

店主・藤本さんは、毎朝大阪の「鶴橋鮮魚市場」に出向き、現地でその日のおすすめメニューを決めるんだそう。

入り口に貼られている達筆のメニューは、奥様が作られました。

大阪の料亭で修行をした確かな技で、早速、炭焼きのお魚を準備してもらいます。

焼けるまでの間にまず、お造り盛り合わせ7種を頂きます。

今が旬の鰆。お塩でいただきます。

しっかり脂がのっていて、パリッと皮目が焼かれているので香ばしく美味しいです。

奈良のお酒、長龍酒造の「四季咲」。まながつおと合わせていただきます。

まながつおは脂がしっかりとのっていて、そこにすっきりとした日本酒がとても合います。香りを引き立ててくれるような甘みもありフルーティーです。

それではお待ちかねの、炭火で40分じっくりと焼かれたいわしをいただきます。

炭焼きの香りが香ばしくてお箸を入れただけでフワフワ感が分かるぐらい柔らかいです。旨味がギュッと詰まっていてとても美味しいです。

続いて、炭焼きの下仁田葱も頂きました。

とても甘くて中もトロトロです。

なんと、器も店主・藤本さんの手作りなんです!

世界に1つだけの器で食べることができるんですね。

お造りにしたり、炭焼きでいただいたり、魚の味わい方は無限大!そして、シメに焼きさばの土鍋めしを頂きます。

鰹出汁と鯖の旨味がしっかり出ています。

店主・藤本さん

「美味しい魚を奈良に持って帰ってお店をしたいというのが昔から夢だったので、さらに美味しい魚やいろんな地方の魚も使いたいですし『奈良でもこんなに美味しい魚が食べられるのか』って言ってもらえたときが一番嬉しいですね。」

お魚愛が詰まった「いぶし吟ふじや」さんのうまいもん、ごちそうさまでした。

気になるお店の場所は?

※この記事は取材当時の情報です。

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