井上正大×大城光×白又敦×林拓磨×朝田淳弥~「猫のひたいほどワイド」クロストーク木曜編

オールメンズでおくるテレビ神奈川(tvk)の情報番組「猫のひたいほどワイド」(月~木曜午後0:00。テレ玉・チバテレでも放送)。番組では、2021年12月20~23日にかけて“放送1000回ウイーク”として各曜日メンバー全員が出演する公開生放送を行った。

TVガイドwebでは、公開生放送終了後に各曜日メンバーと岡村帆奈美アナウンサーによるクロストークを実施。ラストの木曜は、MCの井上正大、“猫の手も借り隊”の大城光、白又敦、林拓磨、朝田淳弥が登場する。

――木曜メンバーが全員集合した本日の公開生放送はいかがでしたか?

井上 「現在の木曜借り隊4人がそろう初めての放送だったので、どうなるのかなと思ったのですが、意外とみんなおとなしかったというのが個人的な感想です。いつもの2人体制だと、すごいわちゃわちゃするか、すごい真面目にいくか、どっちかが外すか…という感じなんですが(笑)」

朝田 「公開放送で緊張もありましたし、みんなで探り合っちゃったみたいなんです(笑)」

大城・白又・林 「確かに(笑)」

白又 「みんなが好きにしゃべってしまって、誰がしゃべってるのか分からなくなってしまうとよくないと思ったので、みんなで『今、誰がしゃべる?』みたいな感じで歩調を合わせてやっていました」

大城 「木曜はそんなに真面目に考える曜日じゃないでしょ」

朝田 「いい意味でみんなプロなんですよ」

井上 「こう見えて、プロフェッショナルな人たちがそろっていますので。ただ、視聴者さんからは『木曜が一番わちゃわちゃしてる』というメッセージをいただきました。久々の公開放送でどこの曜日も探り探りやっていたとは思うのですが、木曜が一番盛り上がっていたと思いますね」

「やった!」

井上 「このご時世なのでいろいろ制約はありますが、それがなければ、“はやたく”(林)はあそこにあるクリスマスツリーを倒してたんじゃないの?」

「そうですね。そこはちゃんと守りましたね。久々にお客さんを入れての放送だったので、いい意味で緊張もあったというか、初心に戻ったという感じでした」

白又 「僕は公開放送は初めてでしたが、来てくださった全員の方が温かいなと感じました。本番は多少緊張したのですが、自分たちのリポートより、光くんたちのリポートが先にあったので、それを見て空気感をつかめました」

井上 「大城くんは、この中では公開放送を最も経験して、一番ベテランだったはずですが、今日はちょっと緊張してたのかな(笑)」

大城 「そうですね(笑)。公開放送の時代を2年もやっていたにも関わらず、潜入リポートのプレゼンをする位置に立った瞬間に、今日は完全にひよってしまいました…」

岡村 「(笑)」

白又 「あの空気感を光くんが作ってくれた後はやりやすかったです(笑)。いい意味での失敗だったんじゃない?」

井上 「失敗というか、普段見られない大城光を見られただけでも、今日の公開生放送をやってよかったなと思います」

大城 「じゃ、もう今日は成功だ」

井上 「ところで、淳弥は普段の放送でかんだり失敗したりすると、終了後に反省してるよね」

朝田 「そうっすね(笑)」

井上 「今日は完璧だったね」

朝田 「今日はみんながテンパっていたので、逆に冷静にいけたのかもしれませんね(笑)」

大城 「プレゼンで淳弥が隣に来てくれた時の安心感はすごかったですね。淳弥がいるから何とかなるという気持ちになれました。淳弥はそれくらい木曜で頼りになる存在です」

白又 「俺はプレゼン中に“はやたく”が横に来た時、そわそわしたよ。すごい蛍光色来たなって」

井上・大城・朝田・岡村 「(笑)」

井上 「今年の木曜ならではかもしれないですけれど、普通はこれだけ若手が集まると“俺が俺が”って感じになると思うのですが、この4人は、みんなが番組のことを考えて『今は俺の番だ』『今はこの人の番だ』っておのおので分かってやっている感じが素晴らしいなと思いますね」

岡村 「そうだと思います」

白又 「バランス取れてる感じはありますね」

大城 「それはあるね」

朝田 「真面目な2人(自分と大城)がいてよかったなという感じですね(笑)」

「ありがとうございます」

朝田 「いや、違うよ!」

白又 「おいおい、どういうこと? 俺だって真面目はできるんですよ。でも、真面目になると本当につまらなくなるよ(笑)」

――確かに皆さん、出るところと引くところのバランスがしっかりとしていて、プロフェッショナルだと感じました。

井上 「なるほど、らしいですよ」

朝田 「やっぱり僕らはオーケストラなので」

大城 「食リポで発した“オーケストラ”のコメントが当たったので、味占めてるね(笑)」

朝田 「オーケストラのコメントはいけたなと思ってる(笑)」

白又 「あんまり、そこで胸張るな(笑)」

――岡村さんから見て、井上さんの木曜はどんな曜日ですか?

岡村 「『木曜は井上さんだ』って感じで楽しいですね。井上さんは借り隊それぞれの個性をまとめ上げてくれます。個人的には、潜入リポートの映像が流れている時のワイプに映る井上さんの“無の表情”が好きなんです」

井上 「テレビで僕の素がこんなに出ていいのかって感じですが」

岡村 「うそつかない方なので」

井上 「つけないんでしょうね」

岡村 「井上さんはテレビだからということは関係なく、本当に思っていることを言ってくださるので(笑)。見ている方からすると信頼できる存在なのではないでしょうか」

大城 「これはあんまり得意じゃないんだろうなというのが分かりやすい(笑)」

井上 「個人的な好みは誰でもありますからね。でも、『猫ひた』に出てくる食品のクオリティーはすべて高いですよ」

岡村 「その通りです」

井上 「これが平均以下のものがたくさん出たら、それこそコメントを作らないといけないなと思いますが、『猫ひた』にはクオリティーの高いものばかりが登場するので、僕の正直な反応のままで放送できるんです」

岡村 「あと、井上さんは番組の演出も考えてくださるんです」

井上 「いやいや、何も考えてないですよ。それはスタッフさんの力ですよ」

岡村 「いろいろ話し合いながら、こんな企画はどうかなという話もしてくださるので、一緒にやっていて楽しいですね」

井上 「『猫ひた』のスタッフさんは、演者が何を考えているのかということをくんでくださるので、本当に一緒に番組を作っているんだという感じがします。借り隊発の企画も木曜はあって、淳弥の『朝準!』(朝活紹介コーナー)は企画会議通ってやっているんだよね」

朝田 「そうですね」

井上 「みんなのいろいろなアイデアが番組のコーナーになっていくという形が、すてきな番組だと思います」

大城 「僕は趣味でパンの作り方をラップで伝えるという動画(「re:Bake&Rap」)を制作してYouTubeにアップしているんですが、それを僕のコーナー「HIKARU’s PAN WORLD」で紹介させていただいています」

朝田 「『re:Bake&Rap』めっちゃ格好いいです!」

岡村 「朝田くん、大城くんのラップめっちゃ好きだよね」

白又 「実際に作ったパンも本当においしいもんね」

大城 「YouTubeの再生回数が200回の時はもうやめようかと思いましたが、放送していただいて反応をもらったことで、受け止めてくれる人もいるんだなということをリアルに感じられました」

井上 「木曜は個人個人の思ったことをそのまま実現してくれる優秀なスタッフさんがそろっています。あと、各曜日でいろいろな色がありますが、木曜はみんなで自由に番組を作っているという感じが強いと思います。そんな木曜が個人的に心地がよくてすごい好きですね。メンバーは、パンばっかの人(大城)と食べてばっかの人(白又)と、ふざけてばっかの人(林)とすごい真面目な人(朝田)とさまざまですが、それぞれが思いを持って臨んでくれています」

白又 「俺は確かに食べる系のロケが多いけれど、国際切手展に行ったり“テントラ音頭”のリポートをやったりもして、ちゃんと当たれる男なんですよ! どんなロケに当たっても問題ないよという人間性はあると思ってるんだけどな(笑)」

「僕はメンマが好きですけれど、メンマを食べるんじゃなくて、メンマ工場に行って、メンマが作られている過程をリポートしたんです。白又さんにはそれを見習ってほしいと思います」

井上・大城・朝田・岡村 「(笑)」

井上 「食べずに厨房で手伝いをしろという話ね」

白又 「フレンチレストランに行かせていただいた時も、厨房の手伝いもやったんですよ。でもそのシーンは放送されずに、食べているところだけが使われてるんです…」

――食べている表情がいいからだと思いますよ(笑)。

白又 「食べてる人がおいしそうに食べてたら、番組を見てる人も食べてみたいなと思うから、それはそれでプラスですよね」

井上 「なるほど」

――ところで林さんは今後も“王子様キャラ”は続けるんですか?

「あ、そうですね」

井上 「結構、キャラ忘れてるんですよ」

「2022年はキャラチェンジしようと思います!」

大城 「もう王子様にはなったんだっけ?」

「なってます」

井上 「お母さんから『王子様はやめた方がいい』って言われたんじゃなかったっけ? それがきっかけでやめたんでしょ(笑)」

「そうなんです。家で会議した結果、次は王子様じゃなくて、“イケメンキャラ”を定着させようかと思っています」

井上 「格好いい方面は同じなのか」

「王子様だと“ネタ感”が出てしまうので、さりげないイケメンキャラを目指します」

井上・大城・白又・朝田・岡村 「(笑)」

白又 「どうしよう急に雰囲気変わったらビビるよ(笑)」

「わざとらしくはやらないですよ。光さんがやってるみたいにやります」

大城 「俺がキャラ作ってるみたいに聞こえるじゃん」

白又 「お母さんに言われるの? 『光さんみたいにやりなさい』って」

「『光さんみたいに口角上げてにこっとしなさい』って言われます」

白又 「お母さんは番組を見てるの?」

「見てます」

白又 「気になるな。俺や朝田くんのこと何て言ってるの?」

「(白又くんのことは)『よく食べるね』って言ってます」

井上・大城・岡村 「(笑)」

朝田 「俺は?」

「…」

朝田 「結構、頑張ってるぞ!」

白又 「朝田くんだね、って感じなんじゃない?」

朝田 「えー」

井上 「今、待ってたよね(笑)。朝田くんは米作り企画で(木曜メンバーの中では)一番体使って動いていましたけどね」

朝田 「はい。“猫ひ田”には、みんなも来てほしかったですね」

井上 「すごいよね。番組の企画で田んぼで米作りをするんだから」

白又 「木曜としては“ラーメンプロジェクト”をしっかりと成し遂げたいですね」

岡村 「ラーメンやらなきゃ」

朝田 「ラーメン、完成できますかね」

井上 「できます、できます」

――「ラーメンプロジェクト」も今後が楽しみです。ところで、木曜の放送を見ていて個人的に気になることがあるのですが、井上さんに一つお伺いしていいですか?

井上 「いいですよ」

――たまに、井上さんが大城さんのことを“光ちゃん”と呼ぶ時がありますが、大城さんだけ“ちゃん付け”で呼ばれるのはなぜだろうと思っていまして(笑)。

大城 「俺、気付いてなかったかも」

井上 「確かにそう呼ぶ時もありますね。(順番に)光ちゃん、敦、はやたく、淳弥…。これは視聴者の方も分かっていただけると思うのですが、なんか彼のことは“光ちゃん”って呼びたくなっちゃうんですよね」

――大城さんの雰囲気ですよね。確かに、井上さんがおっしゃっていることは何となく分かります(笑)。

大城 「(自分は)マスコットキャラクター感あるのかもしれませんね。前歯も大きめですし(笑)」

「俺のことは“はやちゃん”って呼んでください!」

朝田 「俺も淳ちゃんでもいいですよ(笑)」

――ありがとうございます(笑)。では最後に、井上さんから番組サポーターの皆さまにメッセージをお願いします。

井上 「『猫ひた』では、どの曜日の出演者もスタッフさんも、みんな自分の曜日が面白いと思っている傾向があるようなんです。決めるのはもちろん視聴者の皆さんですが、僕らは木曜が一番面白いと思っているので、木曜だけ見てください」

朝田 「おー極端!」

大城・白又・林・岡村 「(笑)」

率先して木曜メンバーのクロストークをまとめてくださった井上さん。その姿からはMCとして作り手として「猫ひた」を心底楽しんでいる様子が伝わってきました。一方、木曜借り隊の皆さんは、持ち前の元気さと頭の回転の速さでトークを盛り上げてくれました。井上さんが醸し出すクールさと、プロフェッショナルなさまざまな個性が同居する「猫ひた」木曜は、朝田さんの言葉通り、オーケストラのようです。

【プロフィール】

井上正大(いのうえ まさひろ)
1989年3月20日生まれ。神奈川県出身。「猫のひたいほどワイド」木曜MC。出演作は特撮ドラマ「仮面ライダーディケイド」(テレビ朝日系)の門矢士/仮面ライダーディケイド役、牙狼シリーズ「神ノ牙‐JINGA‐」(TOKYO MXほか)のジンガ役など。「銀岩塩vol.4‐5 FUSIONICAL STAGE『ABSO‐METAL~黎明~』」「銀岩塩vol.5『ABSO‐METAL2〜群盲の逆襲〜』では舞台演出を担当し、作品にも出演。今後は「MASAHIRO INOUE PRESENTS SPECIAL LIVE SHOW 2022 MY JOURNEY THROUGH THE DECADE」(6月4~5日)に出演。


大城光(おおしろ ひかる)
1995年7月4日生まれ。愛知県出身。「猫のひたいほどワイド」木曜レッド。MAG!C☆PRINCEのメンバーとして、情報番組「花咲かタイムズ」(CBCテレビ)や、配信番組「パンに恋する王子様」(cookpadLive)に出演。ラジオ番組「大城光のHOME☆RADIO」(メディアスエフエム)ではパーソナリティーを務める。


白又敦(しらまた あつし)
1994年3月22日生まれ。神奈川県出身。「猫のひたいほどワイド」木曜ブルー。出演作に特撮ドラマ「仮面ライダー鎧武/ガイム」(テレビ朝日系)、 舞台「真・三國無双」、 ミュージカル「薄桜鬼黎明録」、舞台「『ROAD59 -新時代任侠特区-』摩天楼ヨザクラ抗争」、映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」など。舞台「ネゴシ8~あなたを救う8人の自分~」では主演を務める。今後はライブショー「恐竜ラボ! ディノ・サバイバル DINO-A-LIVE」に出演。


林拓磨(はやし たくま)
2000年4月3日生まれ。愛知県出身。「猫のひたいほどワイド」木曜イエロー。TikTokフォロワー数660万人以上(2022年1月現在)。5人組ボーイズグループ・Hi☆Fiveのメンバーとしても活動し、情報番組「花咲かタイムズ」(CBCテレビ)や、「放課後Hi☆Five」(東海ラジオ)に出演中。他の出演作に映画「自由を我が手に」など。配信番組「はやたくん家」(ツイキャス)ではナビゲーターを務める。


朝田淳弥(あさだ じゅんや)
1996年10月17日生まれ。大阪府出身。「猫のひたいほどワイド」木曜グリーン。出演作は、舞台「いい人間の教科書。」「Allen suwaru Lab vol.7 『ホウム。』」「ゼロの無限音階」「素敵なカミングアウト」、朗読劇「私の道しるべ」「怪人二十面相」など。映画「ピエロたち」(2022年春公開予定)では主演を務める。

【番組情報】

「猫のひたいほどワイド」
テレビ神奈川(tvk)
月~木曜 午後0:00~1:30 (午後0:00~0:30はテレ玉、チバテレも放送)

取材・文/大山敬仁

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