高等学校教員、教育関係者を対象に「第20回 数理工教育セミナー」を開催。

高等学校教員、教育関係者を対象に「第20回 数理工教育セミナー」を開催。
「情報教育導入に向けた金沢工業大学および高等学校の取り組み」をテーマに
2月26日(土) 10時から15時30分 実施

金沢工業大学では「情報教育導入に向けた金沢工業大学および高等学校の取り組み」をテーマとした「第20回数理工教育セミナー」を、令和4年2月26日(土)10時~15時30分に開催します。

本セミナーでは、「高大連携による数理教育研究会」の活動の一環として、数理教育に関する直近の話題や課題などをテーマに、企業・大学・高校の有識者からの講演や、高等学校や本学での教育実践の紹介、高等学校の先生方との交流等を行い、これらを通じて高等学校と大学双方の立場からの数理教育の発展を目指しています。

今回のセミナーでは、新しく高校に科目「情報I・II」が導入される狙いと高大接続の解説、金沢工業大学や高等学校における情報教育の実例紹介などを行います。また、セミナー申込者を対象に、期間限定で遠隔授業での工夫、ICT教材の利用工夫等を「数理工教育研究センターでのICT活用事例集」として、動画でオンデマンド配信します。

第20回 数理工教育セミナー 「情報教育導入に向けた金沢工業大学および高等学校の取り組み」
日 時: 令和4年2月26日(土) 10:20~15:30 (10:00 Zoom open)
場 所: オンラインセミナー(Zoom) 対 象: 高等学校教員ほか教育関係者
参加費: 無料
申し込み方法:
数理工教育研究センターのウェブサイトのフォーム、eメール、FAXにて申し込みできます(申込締切:2月19日(土))。
数理工教育研究センター URL: https://www.kanazawa-it.ac.jp/efc/

問い合わせ先:
数理工教育研究センター TEL:076-294-6470

プログラム:
10:30~10:45 ご挨拶 金沢工業大学 学長 大澤 敏

(午前)招待講演
10:50~12:00 招待講演
「新しい情報科のねらいと高大接続」
京都精華大学 教授 鹿野利春

(午後) 金沢工業大学および高等学校における情報教育の事例紹介
12:45~13:15 事例紹介(1)
「GIGAスクール構想モデル校における現状と課題」
石川県立野々市明倫高等学校 教諭 山森啓弘

13:25~13:55 事例紹介(2)
「KITとの連携による高校での情報教育」
金沢工業大学 数理基礎教育課程 教授 西誠

14:05~14:35 事例紹介(3)
「社会実装型AI導入教育としての「AI基礎」の全学必修化について -深層学習を可視化できる数字認識分類器の開発をふまえて-」
金沢工業大学 数理基礎教育課程 教授 谷口進一
金沢工業大学 数理基礎教育課程 教授 中村晃

14:45~15:15 KITの取り組み
「KIT入学教育のねらい ―多様化する入学生の成長支援のために―」
金沢工業大学 入試部長 青木隆

15:15~15:30 閉会

※詳細は添付のチラシをご覧ください。

「第20回数理工教育セミナー」について
昨年からのコロナ禍での教育現場の取り組みでは遠隔やオンデマンドでの学習指導等、ICTツールを駆使した学習指導を実現し、現在のハイフレックス形態をとりいれた学習環境へと社会におけるデジタルトランスフォーメーションへの意識が大きく変化しました。また、2022年度からは、高校で「情報I」と「情報II」を含む新学習指導要領に基づく教育課程が始まります。情報教育では、生徒、学生一人一人のどのような資質・能力を育成するのかを高校、大学それぞれの教育現場で考えていく必要があります。

この、急激に変化する社会情勢のもと、情報教育を取り巻く環境の変化が加速する中、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善等について、これからの将来、どのようにして授業の在り方を変化させ、発展させていくべきかを、高等学校、大学において相互に考え協力していくことは、教育現場にとっては大変重要なことと考えています。このような背景のもと、今回の数理工教育セミナーでは、「情報教育導入に向けた金沢工業大学および高等学校の取り組み」をテーマに掲げ、情報教育の視点から「数理・データサイエンス・AI基礎教育」における生徒や学生へのアプローチ等を、高等学校の教員と共に考え、新しい取り組みの更なる発展につなげたいと考えています。

「数理工教育研究センターでのICT活用事例集」の動画配信について
セミナー参加者は、「数理工教育研究センターでのICT活用事例集」の動画をセミナー専用ホームページでご覧いただけます。高等学校の教育の現場で使用できるツールや、ICTの活用方法等、教育現場でのアイデアの一つとして、数理工教育研究センターの教員によるICTを活用した学習支援における工夫や、授業に役立つツールを紹介します。