<札幌アーカイブス 1922-2022>②雪まつり節目の50回目(1999年2月5日)

 「市民が支えて50年」―。この日の夕刊1面は、第50回さっぽろ雪まつりの開幕をそんな見出しで伝えた。大通会場は大小の雪像222基が並び、真駒内会場には雪の滑り台が登場。「国内外からの大勢の見物客が訪れ、幻想的な雪の世界を楽しんだ」様子を写真とともに紹介した。

 一般公募の市民雪像の製作指導を43年続ける高校美術講師の男性の記事も掲載した。市民雪像は「50年に札幌の学生らが大通公園で雪像を作ったことから発展してきた雪まつりの原点」。 ▽1999年2月5日夕刊1面=雪まつり、市民が支えて50年

 第五十回さっぽろ雪まつり(札幌市、札幌観光協会など実行委員会主催)が五日午前、札幌・大通、真駒内両会場で開幕した。国内外の建物や、北国の動物をかたどった雪氷像、雪の滑り台が並ぶ両会場では、国内外からの大勢の見物客が訪れ、幻想的な雪の世界を楽しんだ。

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