【週間予報】寒気の影響長引く予想 週末は北日本中心に寒さ続く見通し

27日(木)午後も、日本海側を中心に雪や雨が降りやすい見込み。北日本は夕方にかけて、東北北部を中心に雪の降り方が強まる所がありそうだ。大雪や電線等への着雪に注意で、落雷や突風にも注意が必要となる。太平洋側は比較的晴れる所が多いが、北・東日本は風の強まる所がありそうだ。空気が乾燥するため、火の取り扱いに注意が必要となる。

北は厳寒 南は大雨

 日本海側で曇りや雪(雨)、太平洋側で晴れ間が出やすい天気分布は、この先、来週の前半にかけても続く見込み。この期間、雪(雨)の降り方は断続的とはいえ、北陸の山沿いや北日本を中心に、降雪量が多くなる可能性がある。中でも29日(土)午後から30日(日)にかけては、降雪の強まる所があると予想されるため注意が必要だ。寒気の影響で北日本は寒さの厳しい状態が続き、土日は日中の気温が上がりにくい見通し。

 太平洋側でも北・東日本は寒気の影響で、来週初めにかけては気温の低い状態が続きそうだ。基本的に晴れる地域が多いものの、週末は西日本、特に九州南部で雨の降る所があるなど、南へ行くほど天気が崩れる傾向にある。沖縄は週末に、雨雲が発達しやすい気象条件となるため、大雨に対して注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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