12球団35人の新人がキャンプ1軍スタート 最多は広島の5選手、育成からの大抜擢も

DeNA・徳山壮磨、西武・隅田知一郎、ソフトバンク・正木智也、中日・ブライト健太(左上から時計回り)【写真:中戸川知世、上杉あずさ、藤浦一都、小西亮】

ヤクルト、巨人は“最少”1人

プロ野球12球団のキャンプがいよいよ2月1日から始まる。全球団のメンバー振り分けが発表され、球春到来が待ち遠しい。ここでは1軍スタートを勝ち取った新人たちを紹介する。

○ヤクルト(1人)
ドラフト2位・丸山和郁外野手のみとなった。明大から入団し背番号「4」を与えられた即戦力候補だ。

○阪神(2人)
最速152キロのドラフト2位・鈴木勇斗投手、同3位・桐敷拓馬投手の両左腕がメンバー入りを果たした。

○巨人(1人)
法大から入団したドラフト5位・岡田悠希外野手は、走攻守3拍子揃った外野手として高く評価されている。

○広島(5人)
12球団最多となる5人が名を連ねた。ドラフト1位・黒原拓未投手、同2位・森翔平投手、同3位・中村健人外野手、同5位・松本竜也投手、6位・末包昇大外野手。5人中4人は社会人出身と経験も豊富で、チームの底上げが期待される。

○中日(3人)
ドラフト1位・ブライト健太外野手、同2位・鵜飼航丞外野手は定位置奪取を目指す。同3位・石森大誠投手も1軍スタートとなった。

○DeNA(4人)
ドラフト2位・徳山壮磨投手、同4位・三浦銀二投手、同6位・梶原昂希外野手ら即戦力候補だけでなく、将来のエース候補でもある同1位・小園健太投手は、高卒新人ながら育成面も重要視された上で1軍入りした。

オリックス山中は育成ながら大抜擢となった

○オリックス(4人)
ドラフト2位・野口智哉内野手、同3位・福永奨捕手、同4位・渡部遼人外野手とともにメンバー入りしたのは、育成1位・山中尭之外野手。BC茨城から入団した右の強打者が大抜擢された。

○ロッテ(4人)
ドラフト2位・池田来翔内野手、同3位・廣畑敦也投手、同5位・八木彬投手、さらに同1位・松川虎生捕手もメンバー入り。高卒新人に英才教育が施されそうだ。

○楽天(4人)
ドラフト2位・安田悠馬捕手のほかに、同5位・松井友飛投手、同6位・西垣雅矢投手、同7位・吉川雄大投手の3投手は下位指名からの躍進が期待される。

○ソフトバンク(2人)
ドラフト2位・正木智也外野手、同4位・野村勇内野手の2人。選手層の厚いチームで1軍定着の足掛かりを築きたい。

○日本ハム(2人)
ドラフト3位・水野達稀内野手、背番号「4」を背負う同9位・上川畑大悟内野手といずれも社会人出身2選手が1軍入りした。全選手を「横一線」でスタートさせる方針の中、存在感を示したい。

○西武(3選手)
ドラフト1位の隅田知一郎投手、同2位・佐藤隼輔投手、同3位・古賀悠斗捕手の大卒上位3選手がいずれも1軍切符を掴んだ。“左腕不足”に泣いたチームで、隅田、佐藤のサウスポーコンビには先発枠入りの期待が懸かる。(Full-Count編集部)

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