スペックとデザインを両立したおしゃれスマホ「Galaxy S21 FE 5G」が海外で発売

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サムスンは2022年1月に新型スマートフォン「Galaxy S21 FE 5G」を発表しました。ラスベガスで開催されたCES 2022のサムスンブースではさっそく展示が行われており、いち早く実機をチェックしてみました。

Galaxy S21 FE 5Gはオリーブ、ラベンダー、ホワイト、グラファイト(黒)の4色展開。ホワイトとグラファイトはよくある色合いですが、ラベンダーは1年前に発表された「Galaxy S21シリーズ」で登場した新しいカラーリングで、それまでのスマートフォンにはない上品な色合いが特徴です。Galaxy S21 FE 5Gではさらにオリーブが追加。シックな色合いのようで自然をイメージさせるカラーリングはこれまた上品な印象です。

ディスプレイは6.4インチで、これは昨年モデル「Galaxy S21+ 5G」の6.7インチ、「Galaxy S21 5G」の6.2インチの中間の大きさになります。チップセットはハイスペックなSnapdragon 888を搭載、これはGalaxy S21シリーズと同様です。「FE」という製品名は「Fun Edition」の略ですが、Galaxy S21 FEは「大きすぎず、小さくない」というディスプレイサイズを提供するハイスペックなスマートフォンということになります。

フロントカメラは3,200万画素で、昨年の最上位モデル「Galaxy S21 Ultra 5G」の4,000万画素に迫る高画質。Galaxy S21 FEはデザインを高めたモデルですが、女性ユーザーも意識しており美しいセルフィーが撮れるスマートフォンとして中国メーカーの上・中位モデルにも対抗しようとしているのです。通信方式はもちろん5Gに対応しています。

実際にセルフィーを撮影してみると、展示会場の暗い場所でも綺麗に自撮りできました。屋外に出ず室内に籠ることが多い昨今だけに、フロントカメラの高画質化はうれしい進化でしょう。またSnapdragon 888を搭載しているので動作が重めのゲームでもサクサク動きます。製品名からはフラッグシップよりワンランク落ちるモデルのような印象を受けますが、操作に関しては全く不満が出ることもありません。動画編集も十分こなせるパフォーマンスを誇ります。

背面の仕上げはつやを抑えたマットなものですが、ラベンダーやオリーブの色が明るい印象を与えてくれます。カメラ回りにスペックの数字などが表記されておらず、背面と段差もなくなめらかに埋め込まれているデザインです。

このカメラデザインはGalaxy S21シリーズだけではなく、Galaxy Aシリーズなどでも採用されています。派手さはありませんが、カメラ周りをあえて目立つデザインにしたスマートフォンが多い中で、あえて流行と逆の方向を狙っているようにも思えます。

さて本体は側面の金属フレームが背面側と一体化された作りになっています。Galaxy S21シリーズのベーシックモデル、Galaxy S21 5Gでは背面が樹脂仕上げになっていましたが、Galaxy S21 FE 5Gは上位モデルと変わらぬ作り。それでいてアメリカでの価格は699.99ドル。Galaxy S21が799.99ドル、Galaxy S21+が999.99ドルですから、カメラの性能を考えてもGalaxy S21 FE 5Gのコストパフォーマンスの高さが光ります。

メインカメラは1,200万画素、超広角が1,200万画素で、3倍のポートレート望遠が800万画素です。実はGalaxy S21+、Galaxy S21は3倍望遠が6,400万画素でこの点がスペック上大きな差異となっています。しかしGalaxy S21 FE 5Gはフロントカメラの性能を高めていますし、今どきのSNSに日々アップする写真を撮影するのであればこのカメラ性能でも十分と言えるでしょう。

サムスンの「FE」の名前を付けたモデルはこれが初めてではなく、昨年1月には「Galaxy S20 FE」が発売されています。日本ではスマートフォンの大型新製品投入は例年春と秋ということもあり、FEシリーズの投入はありません。特に今年は2月に次のフラッグシップモデルである「Galaxy S22」シリーズが発表される予定です。日本ではサムスンのスマートフォンは投入されるモデルが海外と比べると限定されており、このGalaxy S21 FE 5Gの発売も期待できません。

Galaxy S21 FE 5Gは日本人好みと言えるハイスペックな製品であり、しかもデザインにも力を入れています。日本でのGalaxyシリーズはキャリア販売が基本ですが、異色のモデルともいえるこのGalaxy S21 FE 5G、サムスン自らSIMフリーで投入する、というのも面白いかもしれませんね。